占い師の教える占い師に鑑定されるコツ

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

意外と知らない人が多い、占われるコツ

占いというのは、医者で診察を受けるのに似ていると思います。現状を述べて、分析してもらって、運勢の健康指導をしてもらうわけですもんね。
例えば、医者に症状を言わない患者がいたとします。この患者さんは果たして、満足な治療を受けられるでしょうか?
…そう考えると「占われるルール」というか、「占い師さんを使いこなすコツ」があるというのが解ります。ここでは「占い好き」の立場から、うまく占われるコツってのはなんだろうか?と考察していきます。

1.生年月日など、個人情報はしっかり出す

占い師は顧客の生年月日や経歴など、個人情報を元に運勢のリズムを分析します。
「黙って座ればピタリと当たるし、当たらない占い師はダメだ」という理屈をこねて黙っていたのでは、占い師も的確な鑑定ができません。
もちろん「黙って座れば」鑑定できる先生もいるのですが、占う側からしてみると、余分な作業と精神集中を強いられるわけで、お互いにとって良い結果になることは希だと思います。
生年月日と生まれた時間、占ってほしい事をきちんと調べて、聞かれたことは話す。これが一番のコツです。

2.占い結果に一喜一憂しない

占いをエンターテインメントと割り切る方に多いのですが、「悪い結果は信じない」という人がいます。
先述のように、占い師を医者だと考えると、悪い結果を信じないというお客さんは(例えが悪いのですが)「不治の病だと告知されても信じないから治療もしない患者」ということになります。
しっかりした先生なら、運の悪い時期はどうすれば良いか対処法を知っているはずです。一喜一憂して、美味しい処をつまみ食いするのではなく、悪いところを突っ込んで聞く方が、鑑定料金をフルに活かしたことになると思います。
あくまで「私が気持ちいいと思う言葉を言って欲しい」という方は、何も占い師に頼らなくても、キャバクラやホストクラブで発散するか、ネットでの自動占いで十分ではないかと思います。というより、お金がもったいないですよね。

3.占い師の選び方を考える

どの占い師さんが良いか?というのは早々に言えないのですが、見分ける目安としては鑑定代金があります。
「無料でやってくれる人」「500円~1000円くらい」「3000円~5000円くらい」「10万円単位」と色々な占い師さんがいますが、個人的には「無料の人」と「3000円~5000円くらいの人」に、しっかりとした鑑定をされる先生が多かった気がします。
無料の方はボランティア精神、もしくは好きでやっているわけですから、しっかりとやってくれない訳がないですね。ただ、アマチュアの方は接客技術という点で問題があると思います。
3000円~5000円くらいが、今時の鑑定代金の相場ではないでしょうか。この価格帯を提示される方には、しっかりと場数をこなした先生が多い気がします。

4.何を鑑定してほしいか、事前に箇条書きにする

「だいたい今年の運勢を教えてください」と言われても対応できるのがプロの占い師さんですが、個人的にはもっと詳細に、何を知りたいのかをピンポイントで伝えた方が良いと思います(特に、易やタロットといった卜占系の占い師さんの場合。八字など命の占いでは、漠然とした質問の方が回答しやすいケースもあります)。
またまた医者に例えますが、「上半身が変だ」と患者に訴えられても、頭が痛いのか、肩がこっているのか、はたまた肺が悪いのか、何がなんだか解りませんし、痛みを取りたいのか、吐き気がするのかも解りません。
的確な、お金を払う価値のある指導を受けるためにも、聞きたいことは事前に纏めた方が良いと思います。個人的には、手帳に3~5件くらいを箇条書きにして、何を知りたいか優先順位をつけています。

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