怪フェスに来た人
明治時代の尾島碩聞氏の家相や方位術を研究していたという、彦根市?の人たちの話を聞いことがあったとのこと。
松浦琴鶴氏の書籍は古書店でよく見るが、今も鑑定をしているという直系の子孫の人でなくて、弟子系の人たちは・・?と思うことがあったとのこと。
よく聞く話だそうだが江戸時代までの日本は、武士、町人、農民などの身分が固定的で、身分間での人の移動が難しかったことから、命理術的なものが伝来してもあまり広まらず、昔から言われる「生まれ性」や、「永代百科」のような雑書にある、暦による生まれ年などの占いがほとんどだったらしいとのこと。
四柱推命も、個人という意識や感覚が生まれて、一般大衆という考えが始まった明治時代だから広まりだしたらしいそうで、日本古来の方位術から生まれた気学や九星術などは、最初は命理的部分は少なかったかもしれないとのこと。
目の前にある問題などについては、易占いや人相での判断が多かったらしいとのこと。
ただ商人の中でも豪商と言われた人たちは自由の概念に幅があって、だからこそ家相術が関西の商家で流行して、上方の本家の支店が多かった江戸の商家に伝わり、農村の庄屋と言われる人たちにも伝わっていったらしいとのこと。
園田氏の気学や飯田氏の方鑑九星術が明治時代後期に流行したので、古い日本の家相術や方位九星術をする人たちが減っていったのかもしれない・・?とのこと。