占い師になるには? ~独学・学校・弟子入りの長所と短所

占い師になるにはどうすればいいの?にお答えします。

大久保占い研究室・室長の田中です!

「占い師になりたいので指導してほしい」
「占い師になるには資格が必要なの?」
「占い師として就職・転職したい」
「占いが好きで、いつかはプロの占い師になりたい」
「副業として占い師をはじめたい」

というお問い合わせをよくいただきます。

皆さん、高額なセミナーやスクールに通って、よくわからない鑑定士の資格を取る必要があると思っておられるのですが、そんなことは決してありません。占い師になるには、大きくわけて3通りの方法があります(後述します)。

タロット占い師さん

占い師になるためのハードルは決して高いものではありませんが、残念ながら占い師になれたとしても、ラクに儲かるとか、努力せずに高い年収が望めるといったことはありません。

どんな仕事でもそうですが、美味しいご飯を食べていくためには、それなりに覚悟と努力と勉強が必要です。というわけで、このページでは「苦しい道であっても占い師になりたい、占い師の世界をのぞいてみたい」という方に向けて、

  • 占い師になるにはどうすればよいか?
  • 占いの学び方
  • 占い師というビジネスの概要
  • 占い師を目指す人が知っておくべき情報

をご説明していきますので、のんびり読んでいたたければと思います。

内容は基本的に、当研究室の室長・田中が直接見聞したものや、現役の占い師さん・占い学校講師の皆さんに情報をお寄せいただいたものです。内容は随時更新していきます!

占い師になるには…そのための3つの方法

さていよいよ、占い師になるための方法をご紹介しましょう。

基本的には「占いを身につける」→「練習する」→「面接を受ける」→「デビューする」という流れになりますが、どこで占いを身につけるかによって、その後の展開はだいたい決まっています。基本的には、以下の3つのルートが占い師デビューへの主な道筋になると思います。

  1. プロの占い師に弟子入り(もしくは講習生として通う)し、デビューまで指導してもらう。そしてデビュー先の斡旋も受ける。
  2. 占い学校や占い教室に入学し、デビューまで指導してもらう。そしてデビュー先の斡旋も受ける。
  3. 独学で学び、デビュー先も自分で探す

占い師というと、時代劇のような徒弟制度(弟子入りして師匠の上に住み込んで…)を連想される方がいらっしゃるようですが、最近はそういった学び方をする人は希です。

独学で占いを勉強して、電話占いの面接を受けてそのままデビューしたり、いきなり占いの館に採用される人も相当数います。

学校の勉強と違って点数が出ませんので、きちんとした接客ができて、一通りの占いがこなせれば、道はいくらでも開けると言えます。

占いの館も求人を出しているところが常時ありますし、電話占いやチャット占いといった、ハードルの低い業態も増えています。ぶっちゃけた話、占い師志望者は多数いるのですが、努力をしていない・一定のクオリティに達していない人が大部分のため、占い師は常に不足しているといった状況です。

占い師自体は相当にハードルの低い仕事です。ある程度の腕前、そして度胸さえあれば、道ばたでいきなり占いの店を開くことも可能(そのスジの方に注意してくださいね)ですから、まとめると「占い師になるのは案外簡単で、またその方法は多岐に渡るが、食べていくのは楽ではない」と言えます。



占い師に弟子入り(受講生になる)ルート

占い師になるにはどうするか。まずは私がお勧めしている、占い師に弟子入りしたり、占い師が開設している教室の受講生になるルートです。このルートのメリットは、ざっくり

  • 基礎的な勉強をしっかり指導して貰える。
  • デビューまでの筋道をつけてもらえる。
  • メディアへ紹介してもらえる。
  • 困ったときに相談できる。

この4つにあります。

大御所から中堅クラスの先生であれば、各地の占いの館やメディア、コンテンツ開発企業とコネクションがありますから、良い先生につくことで、デビューへの道筋はかなりハッキリと見えてきます。

独学や占い学校に比べて、占い師としてデビューするのも、占い師として食えるようになるのも、比較的ラクだろうと思います。なにより、同門の先輩や同輩がいるというのが相当に心強いはずです。

最近は昔ながらの弟子入りといった形態を取っている先生は稀で、基本的に大御所クラスの占い師たちは自分の主催する講座で占いを教えており、先生と生徒といった関係性です。気になる先生がいたら、まずはコンタクトをとって、教室を見学させてもらうのが良いと思います。また、遠方から通う人も多く見かけます。

学習期間としてはやや長め(一門で勉強するという形であるためか、はっきりした卒業という概念がなく、一通り学んだ後も教室に通い続ける人が多いようです)、費用としては十数万~数十万といったところだと思います。

私が師事した香港の風水師の先生は、しっかり教えるかわりに受講料もしっかり取る先生だったのですが、2年間の教室でおおよそ30万円程度の受講料でした。一般的には1科目をマスターして15万~20万円程度が目安ではないかと思います。

占い学校に通うルート

続いて、占い師になるために学校に通うというルートです。こちらは、

  1. 通いやすい。
  2. 勉強を継続しやすい。
  3. ほどほどのコスト。
  4. 弟子入りほど入門のハードルが高くない。

この4点が特徴です。通いやすい教室の立地、しっかりした時間割、補講のシステムなど、学校独自のメリットがあるのが特徴です。何より、自分で師匠を見つけて教室や講義に飛び込むといったハードルの高さがありません。

弟子入り同様、学校や担当講師の先生にデビューまでのサポートを受けることもできます。なかには、学校付属の占い館を持っているスクールもありますから、ここを学校選びのポイントにするのも良いでしょう。

しかし残念ながら、しっかりした占い学校というのは事実上東京・大阪くらいにしかありません。後述しますが、東京ではアカデメイア、日本易道学校、アルカノン・セミナーズ、大阪ではカイロンさんくらいではないでしょうか。

学費は占い師の先生の教室に通うのと大差なく、一般的には1科目をマスターして15万程度が目安ではないかと思います。

占いを全て独学するルート

最期に独学です。

  1. 時間を自由に配分できる
  2. どこでも勉強できる
  3. 学習コストが安い

というメリットがあります。時間を自由に配分できること、そして学習コストが低いことは、若い人や地方在住者にとって魅力的だと思います。入門~中級程度であれば数万円の投資で済んでしまいます。私も大阪出身ですが、お金もなく、これといった占い教室もなかったので、独学から入りました。

しかしながら、占いは数学や統計学と違ってアートとも言えるものなので、独学は相当にしんどく、センスがないと中級に到達するのはかなり苦しいと思います。個人的には、基礎だけはどこかで教えてもらって、その後で独学に入るのが一番良いと思っています。

占いは統計学なのか? なにも知らない占い師たち
占いを統計学だと言い張る占い師が結構いますが、本当にそうなのでしょうか。占いが統計学ではない理由、そして統計を使ったトリックについて簡単に解説していきます。

また、この方法では占い師デビューやメディアへの売り込みなどのサポートが一切受けられないため、占いを身に着けたとしてもそこからデビューまでもう一つ大きなハードルを飛ぶことになります。

それならSNSで名を挙げて…と考える方も多いのですが、占い師たちは日々ブログを書いたりツイートをしたり、SNSでしのぎを削っていますから、簡単な話ではありません。プロを目指していて、最短距離を進みたいということでしたら、結局は誰かに教わるのが近道です。

占い師には簡単になれるのですが…

以上のように、占い師になること自体はコースをなぞれば簡単なのですが、適当にやっているとそのうち行き詰まると思います。事実、そういう占い師さんを何人も見てきました。

デビューが簡単なのは、新陳代謝が激しい・長続きする人が少ないということの裏返しなので、仕方のないことです。

バリバリ稼いでいる先生でも「同じ占いの館に勤めるのは長くても5年でしょう」という方がおり、占いの勉強とリピーター作り、そしてメディアでの露出を頑張っていかなくては、そのうち行き詰まるということでしょう。アップデートが大切なのです。

占い師になるための本や学校を探している方は…(関連記事)

本格的に占い師を志望されている方は、このページとあわせて占い師になりたい人へのおすすめ書籍コーナーで、どんな本を読まなければならないのか、軽くチェックしてみてください。

占い師を独学したい初心者におすすめの本
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おすすめの占い学校・占い教室(2020年版/東京・大阪編)
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占い師になるには?Q&A

ここからはQ&A形式で、皆様からお寄せいただいた「占い師になるには」関連の質問にお答えしたいと思います。

Q.占い師に「資格」ってあるの!?

ここに届く質問で一番多いのは「占い師になるためには資格が必要なのですか?」「どこで占い師の資格を取ればいいのですか?」とい内容のものです。

しかし結論から書いてしまいますが、占い師になるのに資格は必要ありません。各種の占い学校や団体などが資格や免状、認定証を発行していますが、これはあくまで私的な団体が発行する私的なもので、巷の茶道教室や裁縫教室で「なになにコースを卒業しました」という証明書をもらうのと、なんら変わりはありません。

台湾の占い書店

日本では、占いに関する公的な資格はないのです。もっと言えば、資格を高々と掲げている団体は「怪しい」ところが多いです(大阪の梅川泰輝先生など、例外もあります)。

高額で資格証明書を売りつけたり、延々セミナーを受けさせる悪質なところもあるようですが、とりあえずは「資格」を前面に出しているところはヤバイ、と考えれば良いでしょう(ただし、資格自体は所属団体内で占い師として独立させてもらう際には必要ということはあるようです)。

繰り返しますが、日本では占い師に関する公的な資格はありません。例えば「社団法人占い師○○会」やら「学校法人占い師養成××学園」が出している資格だから公的なものだ、ということは一切ありません。なので「私は占い師です」と宣言して、人様からお金を貰った時点で占い師になってしまうわけです。

以上のように、占い師になるための国家資格というものはありませんので、無資格で(これが普通です)鑑定をして、見料をいただいても全く問題はありませんが、業際問題については考える必要があります。

業際問題というのは、各種国家資格の独占業務を無資格者が冒してはならないというもので、例えば税金であれば税理士、法律問題であれば弁護士と、資格ごとに「この資格を持っている人はこの業務をしてもよい」という範囲が決められています。

占い師の民間資格では、当然税務や法律に関する問題に手をつけることはできません。一般論的な質問に答えるくらいであれば問題がありませんが、個別のケースに踏み込むと法的なリスクが出てきます。しかも、顧客から訴えられるかもしれません。このあたりは、注意が必要でしょう。

Q.では、何か公的な資格を取ったほうがいいですか?

占い師として、ファイナンシャルプランナーや臨床心理士、その他の資格を取るというのも、スキルアップや営業ツールのひとつとして有用なのかもしれません(ちなみに筆者はファイナンシャルプランナーの資格を取りました)。

Q.占い師に向いている人って?

占い師に向いているのはどういう人ですが、とよく聞かれるのですが、何より大事なのは我慢強さと社交性です。カンが大事、常識が大事という人もいますが、占い師の実際の業務は「相手の話を引き出して、元気づけて、方針を決めるヒントをあげる」ことです。

よく「アゲ鑑定」「サゲ鑑定」ということが言われますが、お客さんをほめてほめてほめまくって伸ばすか、きつく叱って生き方を正すか、どちらかのスタンスで接客することが求められているわけです。

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もちろんカンの強さや常識はあったほうが良いに決まっていますが、またこの人と話したい、この人の話を聞いてみたい、という社交性や魅力がなければリピーターは獲得できません。

会社経営者と話をしていると、弁護士や税理士の先生を選ぶ際にも人柄や話しやすさを重視するとみな口を揃えて言います。占い師であれば尚更ではないでしょうか。

こういった事情のためか、都内の一流どころと言われる占いの館では、キャバクラ出身、保険営業出身、お笑い出身の占い師さんをよく見ます。おそらく、どこの占いの館にも数人はいるはずです。

Q.占い師に将来性はありますか?

占い師としてデビューしてキャリアアップを目指せるかと言うと、残念ながらそれは難しいといえます。占い師は職人のようなものですし、メディアやコンテンツに露出できるのも一握りの先生だけですから、あくまで鑑定という範疇で稼ぎを伸ばしていくことになるでしょう。

とはいえ鑑定一本でも、年収1000万近くに到達している人もいますから、熱心にやれば将来性はあると言えます。

心配なのは加齢と競争の激化というところですが、占い師自体の求人は電話占いの隆盛もあってか近年稀に見るほどの売り手市場となっており、このトレンドは当分変わらないと見ています。

総合して考えると、才能と努力と稼ぎは伸ばせるし、活躍の場所も広がっている将来性のある仕事だと言えますが、事務作業ではありませんので、やはり稼げない人はどうやっても稼げません。そういった意味では、始めから占い師に向いている人以外は自己変革をしなくては将来性に薄い仕事だとも言えます。

Q.おすすめの占いの学校や占いスクールを教えてください

この質問も多くいただくのですが、実は本格的な占いの学校自体、それほど数がないのです。

東京ではアカデメイア、日本易道学校、アルカノン・セミナーズ、大阪ではカイロンさんくらいではないでしょうか。

いっぽう、校舎を構えずに貸会議室やセミナールームで教室を開かれている先生が多くいます。実力派の先生がいろいろな講義を開講されていますので、むしろ学校形式にこだわる必要はないのかもしれません。

東京では東海林秀樹先生や照葉桜子先生、林巨征先生、関西では椎羅先生や梅川泰輝先生の子平館本部などが精力的に活動されています。

個人的には、筋のよい先生に半弟子入りのような形で学べるので、形式にこだわらないのであれば、こちらの学び方をおすすめしたいと思います。ただし、一番はじめにつく先生を間違えると、軌道修正が大変かもしれません。

※占い学校や占い教室の情報をまとめた「おすすめの占い学校・占い教室のご紹介(東京・大阪編)」というページもどうぞ。



Q.占い師として転職・就職したいのですが…?

占い師として就職を目指す場合は、当ページの前半部にあるように、著名な占い師さんの弟子や聴講生になる、占い学校に通う、などが近道だと思います。

今現在占い師をされていて、転職を考えられているという方は、検索エンジンなどで探せば求人広告が多数出てきます。

占いの館のホームページなどを見て、求人に応募するのもよいでしょう。例えば新宿のバランガンなどでは、占い師募集のページを常設しています。

また占い師と一口に言っても、電話占い、チャット、LINE、占いの館など、さまざまな業態がありますので、どういう働き方をしたいかが大事です。

Q.西洋占星術と東洋占星術のどちらが需要がありますか?

占い師になるにはまず勉強が必要ですが、何を勉強するかが運命の分かれ道でもあります。一番悩ましいのは西洋・東洋どちらの占いを勉強するかですが、ざっくり言うと市場ニーズが強いのは西洋ですが、競合もきわめて多数となります。また西洋の占いはタロット・占星術がメジャーすぎるため、東洋の占いほど種類がなく、自分の特徴を出しにくいといった弱点はあると思います。

最近は東洋でも西洋でもないインド占星術や、東洋でもビブリオマンシーなどの変わり種(失礼な言い方ですいません)を使う人が増えています。占いの種類は占い師の個性と直結しますから、ご自身の好みや将来設計とあわせてよく考えてみてください。

また「どういうタイプがどれに向いているか」という話ですが、個人的には直感タイプの人は西洋、理詰めで入る人は東洋、どちらもバランスよくできる人はインド占星術から入るほうが良いのではないかと思っています。

なお、一部の東洋の占いやインド占星術は生まれた時間が解らないとそもそも鑑定ができません。ここも留意したうえで最初の一歩を踏み出してみてください。

Q.どれぐらい勉強すれば占い師になれますか?

人前に出る自信がつけばデビューはできますから、結論としては「自分で納得できるだけ」でしょう。筆者の周りでは、1年~3年程度でデビューに至る方が多いようです。

驚くべきことに、気学の入門書を片手に占うおばちゃんや、占いソフトの出力結果を言うだけの占い師も、あたりまえのように存在します。

名乗ればあなたも占い師…というのが実情なのですが、個人的には3年くらい修行した方に見て欲しいなあと思います。

そして一口に「占い師」といっても、気休めの占いから、復活愛なり不倫なりといった大前提からして不幸な相談、真剣な進路のお悩みまで、依頼されることは多岐に渡ります。

従って、占いのテクニック以前に、社会経験や人間としての常識が必要になるでしょう。この期間も、勉強期間に入れるべきかもしれません。

Q.占い師になれるのは何歳まで?

年齢を気にされる方が多いのですが、占い師を目指すのであれば、何歳から始めても大丈夫です。

お年を召した方には相応の人生経験とキャラクターがありますし、実際に筆者の周りでも、 還暦近くになってから占い師としてデビューして、自分のオフィスを持った方もいらっしゃいます。

ただし、占いの館での対面鑑定を主戦場にするには、若さと見た目が求められているように思います。

Q.占い師の年収はどれくらいですか?

占い師は儲からないと思われがちですが、正直言ってピンキリです。

東京都内に限定すれば、平均値・最頻値とも年収300~400万円くらいではないかと思います。

都内の占い館でナンバー5くらいに入れれば、年収500万円ほど稼げるのではないでしょうか。

そこにコンテンツや原稿やら各種の仕事を乗せて、一流どころの先生で年収900~1000万円くらいではないかと思います。

また電話占いなどで一日中待機できる方であれば、所属する電話占い会社にもよりますが、毎月100万円台中盤~後半を稼ぐことも可能です。ただし、相当な体力と精神力が必要になります。

そして厳しい話ですが、地方に行けば生活保護を受けながら鑑定している占い師もいるようです。



Q.占い師の勤務時間帯は?

占いの館によって大きく違うと思いますが、一般的には早番が10時から16時・12時から18時などで、遅番が18時から22時、といったシフトを組むことが多いと思います。

電話占いとリアル店舗を組み合わせているお店もあり、出勤中にお客さんがつかなければ電話占いに出たり、退勤後に自宅で電話占いに出て残業したりと、勤務態勢については一般のサラリーマンなどよりも幅が広いといえます。

Q.占いの館は歩合制ですか?

完全歩合制のお店が殆どだと思います。歩合は40%から60%の間で、都内であれば50%が平均的と言えるでしょう。

Q.占い師も税金を払う必要がありますか?

占い師も当然、税金を払う必要があります。占いの館や電話占いの会社が源泉徴収を行っていれば、占い師自身が確定申告を行って経費を損金算入し、払いすぎた税金を取り返すということになるでしょう。

税理士を使った方が安心確実ですが、税理士費用が案外かかります。例えば月の顧問料が1万円で、決算時に10万円といったような契約です。

それ以上に節税できなければ意味がないので、年収が7~800万円を越えたり、仕事先や仕事の種類が多岐にわたるなどの場合でなければ、税理士を雇うことは珍しいと言えます。

Q.占いはどれから勉強するべきですか?

命占(生年月日から占うもの)・卜占(カードや棒、石でうらなうもの)をセットでマスターしないと、鑑定の実務に耐えるのは難しいと思います。

占星術とタロット、四柱推命と易、のように、よく考えてスキルセットを作ってください。順番に関しては、好きな順で良いでしょう。

ただ順番としては、現場では卜占のほうが出番が多いと思われますので、易やタロットから 学び始めるのがよいかもしれません。

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そして基本的に、タロットや西洋系のほうが人気があります。そのぶん競争は激しくなります。 占いの館などで、ライバルになる占い師が多くなるということです。
このあたりも考えて、どの占いを学ぶか決めてゆきましょう。

そして学習する年数としては、先述のように1年から3年が目安だと思います。中級者にたどり着いた後は、一生修行です。

とはいえこれまた先に書いたように、新大久保や中華街だと、本を読みながら鑑定する(しかも稼いでいる)占い師さんもいますので、本当にピンキリですが…。

Q.占いの館で働ければ安泰ですか?

勉強を終えて、面接をくぐり抜けて、占いの館に所属できたとしても、そこからは館の中での競争が待っています。

フリー客を掴めるだけではダメで、予約客を多くしていくために、接客技術を磨いたり、ブログなどの営業ツールを使ったり、店内で政治的に活動する必要も出てきます。

雰囲気の良い館であれば、そういう部分も楽しくてよいでしょうが、残念ながらそうでもないところもあります。

お店の中にも新陳代謝がありますから、一つのお店に3年居つづけられれば成功、というくらいで考えておいた方が良いと思います。

お店としても、お客さんを取れる占い師のために、椅子を空けておきたいでしょうから…。

Q.電話占いってどうなの?

収入アップを目指すために、占いの館の勤務にプラスして、電話占いを始める占い師が多くいます。ところがけっこう精神的にキツく、ここで心が折れたという人もいます。

実際に電話占いをしている占い師さんに聞いてみると「電話で一日何時間も占いをするので疲れる」「不倫と復活愛の占いばかりでイライラする」「占い師としてのキャリアにならない」「指名が増えないと報酬が上がらない」「悪い波動を対面よりも受けやすい」みたいなことを、みなさん口々におっしゃっていました。

占いの館と違って、鑑定依頼の内容が不倫や復活愛などに大きく偏る、というのも、経験者がよくこぼすことです。電話占いは秘話性の高いシステムなので、このへんは仕方ないのかもしれません。

こういった事情から、比較的デビューしやすい電話占いですが、経験者は口々に「ストレスがすごい」と愚痴をこぼすのが実情です。なんでも楽な仕事はないのです。

とはいえ、売れっ子になればこれだけで生計を立てることも不可能ではありません。占いの館と掛け持ちしていたり、休日を有効活用するためにアルバイト感覚で使っている人もいます。数万円~10万円程度を収入にプラスしている人が多いようです。

そして最近では、占いの館が電話占いの会社と組んで、待機時間中の占い師を電話占いに回すこともありますので、電話占いは避けて通れない占い師の道の一つになりつつあります。

電話占い業界は全体的に盛況で、集客力のある会社で延々待機して、単価をじわじわ上げていけば、月に100万円台の稼ぎを取ることも可能です。ただ先述のように、精神力と体力を相応に消耗するので、そこまでの金額を目指せるのは、メンタルと体が強靭な人に限られるのではないでしょうか。

ちなみに電話占いの割り(占い師の取り分)は対面鑑定よりやや安くなります。東京では対面鑑定の相場が50%、電話鑑定だと40%程度ではないかと思います。

電話占いについての入門書が登場

電話占いについてクドクド書きましたが、五十六謀星もっちい先生が大変良い解説本を出しておられますので、ぜひ参考になさってください。

副業として電話占いからスタートする、うまく行きそうなら専業になる、というハードルの低いアプローチの珍しい本です。

電話占いのシステム紹介だけでなく、占いジプシー対策やアゲ鑑定サゲ鑑定、お客さんの入る電話占い会社の見分け方など、話しにくいことも率直に書かれており、とても役に立つと思います。

アフターメールの書き方やセルフプロモーションの提案、お客様とほ会話例なども大変参考になりました。

そしてオーディション対策のページは珠玉の出来で、インタビューでの応答がその後の待遇やランク決定にどう影響するか微細に書いてあります。この視点の情報は本当に珍しいと思います。

Q.LINE占いってどうなの?

最近話題のLINE占いですが、稼いでおられる占い師の先生に聞いたところ、電話占いと同じく鑑定内容は不倫と復活愛に偏っており、占うこと自体のストレスは変わらず大きいそうです。

それでもメールを返信するように鑑定が進められることや、客数が多いこと、営業ツールをLINE側がある程度用意してくれることなどから、電話占い、メール占いに続く第三勢力として着実に育っています。

そんなわけで占い師さんの側からも、おおむね好意的な発言を聞いています。

Q.勝手に占いサイトを立ち上げて、占い師デビューしてもいいの?

自分で占いサイトを立ち上げて、占い師だと名乗って、占いをして、お金を取っても法律に触れるということはありません。要するに、自分は占い師だと宣言しさえすれば、即、あなたは占い師です。

Q.占い師をはじめるうえで関係する法律はありますか?

たとえばネットでの通信鑑定には特定商取引法(旧訪問販売法)による規制が適用される場合があります。これは個人でも法人でも同様で、厳格に解釈をすると鑑定業を営むサイトは概ね適用されると言ってよいでしょう。

このあたり、きちんと対応されている占い師さんと、おざなりにされている占い師さんに分かれるようです。摘発されたという話は未だに聞いたことがありませんが、占い師で食べていくというのであれば、きちんと対応されたほうが無難でしょう。

同法では広告の表示(店主は誰だ、返品のルールはどうだ云々)をホームページに表示したりする義務があるほか、顧客に誤解を抱かせるようなページ造りをした場合、行政処分の対象となる可能性があります。開業される際は注意を払ってください。

また2019年に消費税契約法が改正され、霊感商法に大きなストップが入りました。今回の改正では「霊感」という言葉がそのまま条文に盛り込まれるなど、かなり狙い撃ちにされている印象があります。

消費者契約法の改正で霊感商法が狙い撃ちに。スピリチュアルや占いはどうなるの?
霊感で脅して結ばせた契約は取り消し可能 2019年6月15日から、改正された消費者契約法が施行されます。今回は「霊感」という言葉がしっかり法律に盛り込まれました。 法律に関しては私の専門ではないので、各自で消費者契約法の条文...

詳しくは上記の記事をご参考いただきたいのですが、霊感で壺や石を売るのが明確にアウトになりました。これからは売る方にもますます勉強が必要ですし、お互いに納得できる良心的な商売を心がけていかなくてはいけません。

Q.占い師を開業するための本はありますか?

占い師ビジネスをはじめるための本、というのもあります。少し古いのですが「誰も教えてくれない〈占い師〉の始め方・儲け方」という本がよく出来ています。占い師の業界自体が基本的には旧態依然としているので、内容はそれほど古くなっていません。

この本では、占い師になるために必要な資質・勉強・開業・経営のプロセスをざっくばらんに解説しています。即実行に移せる、というほど詳しくはないのですが、この本とネットとを組み合わせれば、大きく前進できると思います。なかでも接客や税務に関する心得は必読だと思います。

また電話占いの項でも紹介しましたが、五十六謀星もっちい先生が大変良い解説本「はじめよう電話占い師」を出しておられますので、ぜひ参考になさってください。先述の「誰も教えてくれない~」はさすがに古い本なので、SNS周りや電話占い周りの話がすっぽり抜けています。どちらか一冊と言われれば、こちらを推薦します。

Q.どういった本で占いを勉強したらよいですか?

占いの勉強をする参考書が欲しい、という方は、占い師になりたい人へのおすすめ書籍コーナーもどうぞ。また、勉強が進んできたという方は、占い推薦図書を参考にしてみてください。

占い師を独学したい初心者におすすめの本
「初心者向けの占い本が知りたい」 「占いの入門書ってないの?」 「独学で占い師になりたい」 …というあなたへの、初心者向けおすすめ入門書籍のコーナーです。 タロットや四柱推命など、占術ごとに、私の選んだ信頼できる入門書をご紹介し...
占いの本・おすすめ図書
おすすめの占い本をご紹介します このコーナーでは、田中が今まで買い揃えた本の中から、面白かった本・役に立つ本をより抜いて紹介します。 古い書評もそのまま収録していますので、色々と間違っていたり、アホみたいな批評をしているものがありま...

もし皆さんからのアドバイスで占い師になることが出来たら、是非他の占い師を志望する皆さんのために、今度はアドバイスをしてあげてくださいね。

Q.占い師に霊感は必要ですか?

まったくもって必要ありません。「占いは霊感がない人が神様の声を聞くツール」という人もいるくらいで、占い師は霊感がなくても、立派に鑑定することができます。

しかしながら、占い師としての営業面から考えると、霊感があるほうが得をするケースが多いと思います。霊感があると言うと、スピリチュアル好きなお客さんが殺到するためです。

そのため、霊感がないのに「ある」と言っている人もいますし、その逆でスピリチュアル好きなお客様を避けるために、霊感があるのに「ない」と言っている人もいます。

Q.お客さんから悪い気を受けるのが怖いです。

これは占い師全員に共通する悩みです。やはり、何らかの解消法が必要でしょう。私が友人知人の占い師から聞いた解決策のうち、いくつかを紹介します。

  • 退勤後に読経する。
  • 清めの塩を使う。
  • 出勤前にペットボトルの水を買って、ずっとテーブルに置いておいて、退勤後に飲まずに捨てる。

たいていの占い師さんは仕事終わりがどうしても夜になるのですが、電話占いなどで早朝に終業するという方は、寝る前に近くをぐるっと散歩してもいいかもしれません。

Q.お金をとって占いをすると罰が当たると言われました。

私も数度、こういう人に出会ったことがあります。占い師は神様の使いなのでお金を取るなんてけしからん、といった理屈のようです。

これは占い師さんごと、流派ごとに考え方が違うので、何とも言えません。宗教がベースのところは、そういう指導をすることもあるようですが、神社やお寺でもお布施をとって祈祷をしているのに、神官や僧侶より遥かに俗な占い師がそうしてはいけない、という理屈は成立しないと思えました。

むしろ、小生が師事している香港の先生は「かならずお金を貰いなさい。お金を貰うことで商売となり、相手の人生と距離を置くことが出来ます。相手の人生と距離が置けないと言うことは、運命を変えた副作用が占い師にも及ぶということです」と話していました。

Q.株やギャンブルの依頼を受けてはいけませんか?

株やギャンブルの鑑定をするなと師匠に言われた、けしからんと人に怒られた、という話もよく聞きますが、全く問題ないと思います。これについては関連記事「占いでギャンブルや相場を見るのは禁止されている?」で詳しくご説明しているので、よろしければお目通しください。

ちなみに、私が若い頃にお世話になっていた鮑黎明先生(台湾と日本のハーフ)は、「台湾だと断易でみんな占ってますね。チンチロリン感覚ですよ」と大笑いしていました。

Q.占い師は地方都市だと儲かりませんか?

占い師も需要と供給のバランスですので、地方都市でも稼げないということはありません。

むしろ大阪のように、メディアは発達していないけど競合が多くて単価が安い中途半端な大都市圏のほうが、群馬や札幌などよりも苦しいかもしれません。




ただし、本気で稼ぎたい・占い師で一生食っていきたいというなら、メディアやコンテンツ開発会社の集中している東京に出て来るべきで、これは間違いありません。

Q.占いのアプリやコンテンツを作りたいのですが…。

LINE、Web、ネイティブアプリなどの占いコンテンツを作りたがる若手の占い師さんが多いのですが、何よりもまずコンテンツ制作会社の目にとまる必要があります。具体的には、本を出したり、テレビに出たり、占いイベントを開催したり、LINEお悩み相談室などでよい成績を収めるなどして人より目立つ必要があるでしょう。

この人にはタレント性がある、と思われれば、業者の側から接触してきます。彼らもネタがないのです。また占いの館所属であったり、名のある占い師さんのお弟子さんであれば、コンテンツのお誘いを受けやすかったり、師匠を通じて売り込みが出来たりもします。この意味でも、独学よりは人についた方が稼げる占い師になりやすいでしょう。

Q.占い師はアプリやコンテンツを作れば儲かるのですか?

ほとんどのケースでは、もうかりません。占いコンテンツは占い師として、名前を売るためのものです。最近はロイヤリティが2%~5%前後になる契約が多いようですが(昔は15%くらいの契約もザラにありました)、これだとさしてもうかりません。

売り上げが初月に数百万(ロイヤリティはその5%)あっても、それ以降は数十万~数万円(これまた、ロイヤリティはその5%)と大きく下降するコンテンツが殆どで、有名な占い師さんであっても、コンテンツが放置されていて月数百円しか入ってきてないという人もいます。

もちろんゲッターズ飯田さんや鏡リュウジ先生のように、大ヒットを飛ばせば相応に儲けられるのですが、占いコンテンツは内容よりも占い師の知名度勝負ですので、コンテンツがヒットするくらい有名になっているならば、占いコンテンツからの収益は、あなたの稼ぎのうちの大きくない部分になっているでしょう。

そして何より、コンテンツの世界はまったく新陳代謝がなく、20年前の一流どころの先生が未だにランキングのトップをずっと独占しています。これは「新人占い師が全然儲かってない占いコンテンツの世界」にまとめていますので、ぜひご一読ください。

おそらくユーザーがじわじわと高齢化しているためで、これでガツンと儲けたいという人は、コンテンツビジネスに対する考えがやや甘いような気がします。こちらに関しては「占いコンテンツの断末魔」をご覧ください。

Q.いちばん当たる占いを教えてください。

冷たいようですが、あなたに一番合っている占いが、一番当たる占いです。六星占術のような簡単なシステムの占いでも、使う人が使えば十分に当てられます。

あえてアドバイスをするなら、四柱推命や西洋占星術、インド占星術など、ある程度メジャーなを占いを本気で勉強することで、当てられる占い師になりますよ、と言えるでしょう。

Q.占い師としてホームページを作るコツはありますか。

インターネットで占い師や、占いビジネスを始める際には、内容の構成(使用占術、プロフィール、セールスポイント、顧客のために何ができるか等をきちんと書く)を練って、デザインのクオリティが高く、使いやすいホームページを作る必要があります。

動線の最適化や、ウェブライティングに気を使い、コンテンツを作り、SEO対策を施すといった準備も必須です。けっこうたいへんです。日々の管理もあってかなりの手間なので、はじめからここには投資せず、ブログとSNSだけで頑張っている先生方が多いように思います。

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ある程度の知名度が出てきたり、メディア展開を見据えていたり、自分の鑑定室を持っている占い師さんはホームページをきちんと備えている傾向です。

ホームページは看板であり店構えです。占い師はお金と相手の個人情報と人生を預かるわけですから、お客さんとしてはうさんくさい場所には飛び込みたくない!というのが本音だろうと思います。

サイトの作成自体は各種の無料サービスや、WordpressなどのCMSでけっこうなところまで簡単に進められますが、箱に何を入れるかは、やはりまだまだ頭と手を使わないとならないようです。

Q.口コミ対策で抑えておくべきサイトやサービスはありますか?

占い師は対人サービスですので、集客のためには口コミを分析するのが大事な作業になってきます。電話占いや店舗での鑑定は「ウラスピ」というサイトで口コミがシェアされています。自分の口コミを見るのは精神衛生上良くないかもしれませんが、他の先生がどう評価されているか確認するだけでも悪くないと思います。

また自身で店舗を構えたり、一定のエリア内でカフェなどを使って鑑定をする場合などは、グーグルマイビジネスというGoogle検索の付属サービスに登録するのがほぼ必須となっています。いわゆるMEOと呼ばれる対策です。こちらは少し奥が深くなりますので、参考書として「googleマイビジネス無料でカンタン! 儲かる飲食店に変わるGoogleマイビジネス超集客術」をご紹介しておきます。

まとめ・占い師になるのは決して難しくない

最期に、占い師になるにはどうすればよいかをまとめます。占い師を目指すみなさんの参考になれば嬉しく思います。

  1. 占い師になるには資格はいらない。
  2. 学校、教室、独学のルートがある。
  3. 結構簡単に占い師にはなれる。
  4. 占い師を名乗った時点であなたは占い師。
  5. 占い師も商慣習や法には拘束される。
  6. 困ったら 占い師になりたい! で相談してみては。
  7. 独学したいという人は 占い師になりたい人へのおすすめ書籍 をどうぞ。

また個人的な話で恐縮ですが、占い師を目指す人向けの、小さな勉強会を作ろうかなと思っています。興味のある人は、お問い合わせからご連絡ください。無記名のもの、無礼なもの、無料であれをやれ・これをやれというものには始めから返信いたしませんので、あしからず。そういう人はなにをやっても、どのみちうまくいきませんから…。

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大久保占い研究室・田中の自己紹介

少年時代から四柱推命・紫微斗数・周易・奇門遁甲などの東洋占術を愛好。立教大学大学院(経営管理学)卒業後、占いを本業の会社経営や競走馬の保有、そして日々の暮らしに活かすべく、細く長くのんべんだらりと学習を続けている。台湾の紫微斗数界や香港の若手占い師たちと交友があり、占いを通じた国際親善がライフワーク。詳しくは田中のプロフイールからどうぞ。

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