六星占術の仕組み―大殺界・宿命大殺界とは?

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師

六星占術によるあなたの運命 開運の箱

細木数子さんから細木かおりさんへと代替わりし、六星占術もブームが再燃していますが、さすがに以前よりは情報が手に入りにくくなっています。このページでは、六星占術とは一体何であるのか・六星占術の仕組みと占い方・そして大殺界や宿命大殺界の期間を陽転(開運)させる過ごし方を、基礎の基礎から解説していきます。

  1. 六星占術とは?
    1. 大殺界・宿命大殺界の陽転とは?
    2. 各運命星の本質や運命周期ごとの運命
    3. 宿命大殺界・大殺界・運命星を自動計算したい方へ
  2. 六星占術は四柱推命から生まれた占い
  3. 「空亡」と「干支」を理解する
    1. 干と支についてのおさらい
  4. 実際に「空亡」を算出する
    1. 空亡の早見表
    2. 四柱推命では空亡を使わないって本当?
    3. 0学や算命術にも空亡が出てくるの?
  5. 「空亡」から早見表で運命星を調べる
    1. 運命星を調べる例題をやってみましょう
    2. 日の空亡と運命星の早見表
  6. 運命星の「プラスとマイナス」を算出する
    1. プラスとマイナスの早見表
  7. 運命星のなかでも特殊な「霊合星人」とは?
    1. 霊合星人の早見表
    2. はじめは霊合星人は存在しなかった
    3. 霊合星人には六星占術と先祖供養の秘密が詰まっている
    4. 運命星の自動計算での調べ方
  8. 「宿命大殺界」とは一体なにか?
    1. 宿命大殺界の自動計算での調べ方
    2. 宿命大殺界はそれほど怖いものではない
    3. 宿命大殺界よりも大殺界を重視するべき
    4. 宿命大殺界を吉に変化させる「陽転」とは?
  9. 運命周期を算出して大殺界を調べる
    1. 運命周期には12種類がある
    2. 運命周期の調べ方
    3. 大殺界にはどういうことが起こる?
    4. 大殺界や運命周期の自動計算での調べ方
  10. 【まとめ】占い師から見た細木数子さんと六星占術
    1. 六星占術の後継者・細木かおりさんとは?
    2. 各運命星の本質や運命周期ごとの運命

六星占術とは?

六星占術(ろくせいせんじゅつ)は、女性占い師の細木数子さんが作り出した占星術の一種です。四柱推命や算命学といった中国占術をベースにしており、そこに細木数子さんの人生哲学や処世術、陽明学者の安岡正篤の思想が織り込まれていると言われています。

具体的な占い方としては、生年月日をもとに人間を土星人・金星人・火星人・天王星人・木星人・水星人・霊合星人の7種類(霊合星人は2つの星の傾向を併せ持つ特殊な星のため、単体の星として数えない人もいます)に分類し、それぞれの傾向や運勢の波を占っていきます。

六星占術は運勢のリズムを把握するのに長けており、大殺界や宿命大殺界と言われる時期に入ると警戒が必要になりますが、本人の努力で逆転的な開運(陽転)を得ることも出来ます。

大殺界・宿命大殺界の陽転とは?

各運命星の本質、そして大殺界・宿命大殺界に代表される運命周期理論を理解すれば、あとは簡単な計算で色々なことを占えるようになります。占いの結果を生かしながら、吉を満喫し、凶に対処することで、運命の基礎体力が強くなります。そうなると大殺界や宿命大殺界ですら吉の時期へと変化します。一般的に、これを陽転と呼んでいます。つまり本人の考え方と努力で大殺界や宿命大殺界を克服して開運することができるのです。

各運命星の本質や運命周期ごとの運命

六星占術における各運命星の本質や、運命周期ごとの運命については、以下のページをご参照ください。

各運命星の運命と相性

運命周期の運命と解説

宿命大殺界・大殺界・運命星を自動計算したい方へ

宿命大殺界・大殺界・運命星を自動計算したいという方向けに、調べ方をまとめたページを作りました。このページを読む前にざっと計算しておけば、運命への理解も深まると思います。

六星占術【宿命大殺界・大殺界】自動計算での調べ方
計算が大変な六星占術の宿命大殺界・大殺界・運命星ですが、四柱推命の自動計算サイトを利用すれば調べることができます。具体的な調べ方と例題を図入りでご説明します。

六星占術は四柱推命から生まれた占い

六星占術を解剖していく前に、まず六星占術と四柱推命の関係についてお話ししたいと思います。というのも、六星占術と四柱推命は親子のような関係だからです。具体的に言うと、六星占術は四柱推命で用いられる「空亡」という理論を取り出し独立させた占術なのです。

運命星(画像は「八字仙人」さんで出力したものです。以下同様)

細木数子さんをパクリだと批判しているわけではありません。四柱推命にルーツがある占いは他にもたくさんありますし、また細木数子さんも著書の中で「易学を基本として、私が編み出したもの」と、六星占術にルーツがあることを率直に述べています。また大殺界に関しても、基本的理論は「天中殺」と呼ばれるものと同じですし、その天中殺も四柱推命から来たものです。

結論として、六星占術は四柱推命を簡略化して、細木数子さんの思想的なエッセンスを加えたオリジナルの占いだと言えます。私が「六星占術は細木数子さんが残した人生訓」だというのは、このためです。

では、六星占術の大元となっている「空亡」とは何なのでしょうか。実は空亡こそが六星占術の骨格なので、空亡を理解しなくては、六星占術を使いこなすことはできません。まずは空亡について知っていただき、実際に運命星・運命周期・大殺界・宿命大殺界を計算してみることで、六星占術をマスターしていただければと思います。

「空亡」と「干支」を理解する

先述の通り、六星占術は四柱推命で用いられる「空亡」という鑑定理論を応用したものです。天王星人、火星人などの運命星は空亡を計算して算定しますし、大殺界などの運命周期や、宿命大殺界の計算にも空亡を用います。

具体的な話をしましょう。六星占術の大本になった四柱推命では、生年月日時を干支(甲乙丙丁…、子丑寅卯辰巳…)に変換して、命式と呼ばれる鑑定盤を作ります。具体的には、以下のような形になります。

四柱推命の命式のサンプル

生年月日を干支に変換する方法はきわめて簡単で、干支だけで書かれた「干支暦」というカレンダー(神社で売っているの暦の詳しい版だと思ってください)に、西暦何年の干支は何で、西暦何年何月の干支は何だと、全て書いてあります。要するに、計算というよりカレンダーに書かれていることをただ写すだけです。例えば2000年1月1日、お昼の12時の生まれの人であれば、こんな風になります。

年の干支・己卯(2000年)
月の干支・丙子(1月)
日の干支・戊午(1日)
時の干支・戊午(昼12時)

四柱推命では干支のパワーの強弱を調べて吉凶を判断するのですが、そのためにはとても複雑な計算が必要になります。そこで簡易的な判断方法として普及したのが「空亡」に注目する鑑定法です。各干支には「空亡」となる支がふたつ割り当てられいてるので(後述の早見表から算出)、その空亡にあたる時期はよくない、という判断を下すテクニックです。そして、これをアレンジしたものが六星占術なのです。

全ての干支には空亡が割り当てられているので、年の干支・月の干支・日の干支・時の干支ごとに空亡があります。四柱推命では4つの空亡を全て使いますが、六星占術では日の干支の空亡のみです。これを「日の空亡」もしくは「日干支の空亡」と呼びます。

干と支についてのおさらい

干支についてご存知ない方のために、一度おさらいをしておきましょう。干支は「えと」と呼ばれてます。お正月に「今年は丑年」のような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

この干支ですが、実は干と支の2つのパーツで成り立っており、よく言われる子・丑・寅・卯…というのは支の部分だけで、実は支の上に干が乗っています。

「干」は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」という並びになっています。甲・乙・丙というのは、契約書や昔の通知表などで順位を表すのに使っていたものと同じです。甲から癸まで合計で10個あり、循環します。つまり、癸の次は甲に戻ります。

「支」は皆さんよくご存じの十二支で、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」という十二の動物の配列で、12個あります。これまた循環し、亥の次は子に戻ります。

この「干」と「支」を組み合わせたものが「干支」であり、本来の「えと」は組み合わされた後のもののことなのです。そして、この干支を用いて時間を記述したカレンダーを「干支暦」と呼びます。干支暦には「何年何月は干支では何にあたっている」といったことが、過去未来100年分くらいにわたって書かれているのです。四柱推命も六星占術も、この干支と干支暦を使って占いを進めていきます。

実際に「空亡」を算出する

いよいよ、空亡の出し方に入ります。前述のように、干支は、干と支の組み合わせです。干が10個で支が12個ですから、双方を順番に組み合わせていけば、支が2個余ることになります。これは以下の早見表を見て頂ければ解りやすいでしょう。

空亡の早見表

甲子|乙丑|丙寅|丁卯|戊辰|己巳|庚午|辛未|壬申|癸酉
→この列では酉に続く戌亥が余ったので「戌亥」空亡
甲戌|乙亥|丙子|丁丑|戊寅|己卯|庚辰|辛巳|壬午|癸未
→この列では未に続く申酉が余ったので「申酉」空亡
甲申|乙酉|丙戌|丁亥|戊子|己丑|庚寅|辛卯|壬辰|癸巳
→この列では巳に続く卯未が余ったので「午未」空亡
甲午|乙未|丙申|丁酉|戊戌|己亥|庚子|辛丑|壬寅|癸卯
→この列では卯に続く辰巳が余ったので「辰巳」空亡
甲辰|乙巳|丙午|丁未|戊申|己酉|庚戌|辛亥|壬子|癸丑
→この列では丑に続く寅卯が余ったので「寅卯」空
甲寅|乙卯|丙辰|丁巳|戊午|己未|庚申|辛酉|壬戌|癸亥
→この列では亥に続く子丑が余ったので「子丑」空亡

それでは、空亡を出す練習をしてみましょう。

まずは、己卯年の空亡を出します。
「己卯」は二番目の列にありますので、空亡は申酉となります。

続いて、丙子日の空亡。
「丙子」も二番目の列にありますので、空亡は申酉となります。

もう一つ、戊午年の空亡。
「戊午」は一番下の列にありますので、戊午の日の空亡は子丑となります。

最後に、戊午時の空亡。
「戊午」は一番下の列にありますので、戊午の日の空亡は子丑となります。

…というわけで、干支暦があれば干支と空亡を導き出すのはとても簡単です。ここまでくれば、運命星や宿命大殺界を自力で計算できる一歩手前まで来ています。最後に、先程の2000年1月1日、お昼の12時の生まれの人の干支と空亡を図でまとめておきましう。

年の干支・己卯(2000年)・申酉空亡
月の干支・丙子(1月)子・申酉空亡
日の干支・戊午(1日)・子丑空亡
時の干支・戊午(昼12時)・子丑空亡

四柱推命では空亡を使わないって本当?

四柱推命を学ぶ人は六星占術をバカにしがちなのですが、それは現代の四柱推命では空亡を重視しなくなったところから来ています。

前掲の早見表を見ると、空亡は干支の余りと言っても、余った分は次の列の先頭に持ち越されているだけなのが解ると思います。したがって空にもなっていなければ、亡くなってもいません。この点から四柱推命研究家の武田考玄氏などは、1980年代ごろから空亡の存在や効果そのものを否定していました。武田氏は当時大流行していた「天中殺」も、空亡と同じ理論で導き出されているため、存在や効果を否定していました。

こうして空亡の存在価値が低下する一方で、細木数子さんがテレビに登場して六星占術が大ブームとなり、四柱推命の研究家は六星占術をさらに軽視する…という悪循環がはじまりました。しかし2020年代では、空亡にもある程度の意義や効果があるとする説が強くなっていますし、台湾や香港の占い師は空亡を重視しています。

命式内(生年月日時の干支)に空亡があるだけで悪いという人もあれば、命式内でバランスの悪い部分に空亡があると、その悪さをうち消してくれるという人もいます。結局のところ、これといって決まった統一見解はないようです。

六星占術は四柱推命の理論から生まれたものですが、あくまで別個の占いなので、占い自体に優劣をつけるのではなく、占い師の腕前に優劣をつけるべきだと思います。

0学や算命術にも空亡が出てくるの?

0学や算命術という占いでも、空亡はかなり似通った使い方をされています。鑑定の際に同じ干支の表を使っているわけですから、乱暴に言ってしまえば、0学と六星占術は血を分けた兄弟で、ともに四柱推命や算命学の子供というわけです。

「空亡」から早見表で運命星を調べる

いよいよ空亡から、みなさんの運命星を計算していきましょう。まずは手順をご紹介します。

  1. 万年暦で生年月日を干支に置き換えます。
  2. 日の干支を調べます。
  3. 前掲の表から日の干支に対応する空亡を求めます。
  4. 空亡に対応する運命星を下記の表から求めます。

難しいように見えますが、面倒臭いのは万年暦で日の干支を調べる部分くらいで、四柱推命の自動計算サイトや、書店で売られている干支暦(万年暦という名前で売られています)を使えば、1分もかからないと思います。

運命星を調べる例題をやってみましょう

考えるよりもやってみたほうが早いです。いきなり例題をやってみましょう。1958年2月24日・昼12時生まれという生年月日時を、まず干支暦を使って干支に置き換えていきます。

生まれた年・戊戌
生まれた月・甲寅
生まれた日・壬申
生まれた時・丙午

生まれた日は壬申です。壬申の空亡は、戌亥です。従って生まれた日の空亡は「戌亥」となります。

生まれた年・戊戌
生まれた月・甲寅
生まれた日・壬申→戌亥空亡
生まれた時・丙午

続いて、以下の早見表を使って日干支の空亡から運命星を調べます。

日の空亡と運命星の早見表

  • 日の干支から出した空亡が戌亥だと…土星人
  • 日の干支から出した空亡が申酉だと…金星人
  • 日の干支から出した空亡が午未だと…火星人
  • 日の干支から出した空亡が辰巳だと…天王星人
  • 日の干支から出した空亡が寅卯だと…木星人
  • 日の干支から出した空亡が子丑だと…水星人
  • 霊合星人(後述)

先程の例では、生まれた日が壬申なので空亡が戌亥、戌亥空亡の人は土星人だ、ということになります。続いて後述するプラスとマイナスのチェック、霊合星人に該当するかのチェックをすれば運命星の算出は完了です。

例題をもうひとつやってみましよう。生まれた日が「己未」にあたるなら、空亡早見表から「甲寅~癸亥」までの列は「子丑」が空亡だとわかります。上の早見表を見ると、子丑が空亡の人は水星人です。

しつこいようですが、もう一例。生まれた日が「辛卯」にあたるなら、空亡早見表から「甲申~癸巳」までの列は「子丑」が空亡だとわかります。上の早見表を見ると、子丑が空亡の人は水星人です。

運命星の出し方は、以上でおわかりいただけたかと思います。それではプラスとマイナスのチェック、霊合星人に該当するかのチェックをしましょう。

各運命星の運命と相性

運命星の「プラスとマイナス」を算出する

六星占術では、同じ星の生まれでも、プラスかマイナスかで作用が異なるとしています。これは四柱推命には同一のロジックはなく、おそらく陰陽五行説の理論から来ているものと思われますが、細木数子さんのオリジナルだと思われます。

この計算方法は単純です。万年暦を使って、生まれた生年月日時を干支に置き換えるところまでは大丈夫ですね。その「年」の「支」の部分が「陽支」と呼ばれる「子寅辰午申戌」であるならプラス、「陰支」と呼ばれる「丑卯巳未酉亥」であるならマイナスになるだけです。面倒であれば、以下の早見表を見てください。

プラスとマイナスの早見表

  • プラス…年支が「子寅辰午申戌」
  • マイナス…年支が「丑卯巳未酉亥」

例題をやってみましょう。

運命星

この例だと、年の干支は「甲寅」となっています。従ってこの人は「プラス」の人です。日柱の空亡にもマルがついていますが、これは後で霊合星人の判定をするのに必要なためで、メモっておきましょう。

運命星のなかでも特殊な「霊合星人」とは?

霊合星人だけ、先程の早見表に出し方が掲載されていなかったと思います。実は霊合星人は他の運命星とは出し方が異なるのです。ここが細木数子さんのオリジナルである六星占術と、その母体である四柱推命とで、もっとも違う部分です。従ってプラスとマイナス、霊合星人こそが六星占術の秘伝と言えそうです。

それでは自分が「霊合星人」に当てはまるのかどうか、具体的なロジックを見て行きましょう。こちらも超シンプルで、生まれた年の干支の支が、自分の日干支から見て空亡に当たる人は霊合星人となります。そして霊合星人も、プラスとマイナスでまた陰陽に別れています。早見表がありますので、よくわからない人はこれを使ってください。

霊合星人の早見表

  • 土星人(+)で戌年生まれの人
  • 土星人(-)で亥年生まれの人
  • 金星人(+)で申年生まれの人
  • 金星人(-)で酉年生まれの人
  • 火星人(+)で午年生まれの人
  • 火星人(-)で未年生まれの人
  • 天王星人(+)で辰年生まれの人
  • 天王星人(-)で巳年生まれの人
  • 木星人(+)で寅年生まれの人
  • 木星人(-)で卯年生まれの人
  • 水星人(+)で子年生まれの人
  • 水星人(-)で丑年生まれの人

はじめは霊合星人は存在しなかった

ちなみに「霊合星人」は六星占術が登場した時点では存在しませんでした。昭和61年に発刊された細木数子さんの著書「宿命から立命へ 大殺界の乗り切り方」には、まだ記述がありません。昭和末期~平成期になって登場したものです。

霊合星人には六星占術と先祖供養の秘密が詰まっている

ところで、細木数子さんはどうして年支を取り上げて霊合星人を判定することにしたのでしょうか。日支はもう使っているので使えないのはわかるのですが、別に月支でもよかったのではないでしょうか?

個人的な推測で言わせていただければ、ここは四柱推命の理論から来ていると思います。四柱推命では、生まれた年の干支は両親や家庭環境、そしてご先祖様を表すものです。細木数子さんは開運法として、祖先の墓参りを強く推奨していました。祖先といえば年干支なので、霊合星人には祖先の遺徳が関わっていると考えられます。

細木数子さんだけではなく、神職さんや僧侶のみなさんも先祖供養を強く推奨されており、なかには金運アップと関係があるという人もいます。細木数子さんの占いというのは、もしかすると「占いをもとにして善行を積ませ、生き方を変えること運が良くなる」という、ある意味仏教的な方便的なのかもしれません。そう考えると、シンプルな理論のなかに奥深い思想が見えてきます。

運命星の自動計算での調べ方

運命星の計算がどうしてもできないという方へ、自動計算での調べ方をまとめておきました。例題と突き合わせて学べば理解しやすいと思います。

六星占術【宿命大殺界・大殺界】自動計算での調べ方
計算が大変な六星占術の宿命大殺界・大殺界・運命星ですが、四柱推命の自動計算サイトを利用すれば調べることができます。具体的な調べ方と例題を図入りでご説明します。

「宿命大殺界」とは一体なにか?

六星占術には一年単位の運勢を見る「運命周期」という鑑定法がありますが(一番ややこしいので一番最後に解説します)、10年周期の運勢を見る「宿命大殺界」という鑑定法もあります。この宿命大殺界は10年+10年で20年も連続して続きます。人生の中でも警戒すべき20年間であると言われています。

宿命大殺界の計算

宿命大殺界の自動計算での調べ方

宿命大殺界は計算方法がやや難しく(四柱推命の難しい理論を使うため)、自動計算サービスを利用して調べたほうが良いでしょう。自動計算での調べ方を以下にまとめておきましたので、ご自身の宿命大殺界を調べてみてください。

六星占術【宿命大殺界・大殺界】自動計算での調べ方
計算が大変な六星占術の宿命大殺界・大殺界・運命星ですが、四柱推命の自動計算サイトを利用すれば調べることができます。具体的な調べ方と例題を図入りでご説明します。

宿命大殺界はそれほど怖いものではない

宿命大殺界の悪影響は「大殺界の効果を20年間継続させたもの」というくらいの感触ですが、そこまで心配するほどのパワーはありません。これは六星占術の母体となった、四柱推命の理論から考えての結論です。

計算方法については割愛しますが、細木数子さんは四柱推命でいう「大運が日干から見て空亡となる時期」を「宿命大殺界」としています。意味がわからないと思いますが、この「大運」というのは10年単位の運勢を見るために使う手法である、ということだけ理解していただければ十分です。

六星占術は四柱推命の改造して出来たものなので、その影響も四柱推命に似ていると思われます。そして、宿命大殺界のもとなっている「大運」は、年運(毎年回ってくる運勢)に比べて比較的ゆるやかに作用するものなので、宿命大殺界も同様に、ゆるやかに、広範囲に、長期間作用すると考えられます。

宿命大殺界よりも大殺界を重視するべき

四柱推命で毎年の運気を見るためには「年運」というものを鑑定します。この年運と一部共通する理論で導き出されたのか六星占術の運命周期で、一般的に陰影、減退、大殺界などとと言われているものです。

四柱推命では大運はゆるやかな効果、年運は切れ味鋭い効果が出ると言われており、あくまで占い師としての私見ではありますが、六星占術でも宿命大殺界より大殺界のほうが具体的な影響が大きく、重視すべきであると考えています。

なので宿命大殺界に該当してもあまり気にせず、「運勢の基礎点が少し下がるやや不利な時期」というくらいに理解してください。10年間全てがうまくいかない、何をやっても失敗する、ということでは決してありません。自分の運勢がやや弱い期間だと認識することで、むしろ凶を避けられるケースもあるでしょう。

難しい理論の話をまとめると、大殺界=天中殺=四柱推命でいう年運、宿命大殺界=四柱推命の大運、ということになります。宿命大殺界はたしかに凶なのですが、六星占術やのもとになった四柱推命ではそれほどの破壊的な凶でもありませんから、宿命大殺界だからと一喜一憂する必要はありません。あくまで運命周期と大殺界を中心に鑑定をすることをお勧めします。

宿命大殺界を吉に変化させる「陽転」とは?

宿命大殺界や大殺界を吉に変化させる「陽転」についてもお話しましょう。六星占術は個人の潜在的な運気や傾向を見るのに長けた占いです。そのため宿命大殺界や大殺界でなにか悪いことが起こるとしても、他動的なことより自動的なこと、顕在的なものより潜在的なもののほうが当たりやすいようです(占い師としての私見です)。

六星占術における吉凶は自動的・潜在的なものであるというのは非常に大切な概念で、なぜなら自動的な凶であれば起こさないことができるし、潜在的な凶であれば顕在化させないことができるからです。

例えば「交通事故で亡くなる」と鑑定されたとします。どうして交通事故に合うのかというと、六星占術は自動的・潜在的な占いなので、「あなたに車が突っ込んでくる」のではなく「あなたが車が突っ込んでくる場所に居合わせてしまった」からだと考えます。これは善悪の問題ではなく、日陰の道が好きであるとか、下り坂より上り坂が好きであるとか、本人の本質が反映されてその場所に居合わせてしまうのです。

従って自動的な凶を起こさないようにするには、自分の好みは我慢して交通ルールや周囲の環境を重視しながら歩けばよいですし、潜在的な凶を防ぐのであれば、そもそも外に出なければよいのです。外に出るなというのは暴論ですが、車で事故を起こすと言われたので車は運転しない、なるべく電車で通勤する、というくらいなら可能でしょう。このように、占いをもとに凶のリスクを下げる対処法があるので。

こうして運命の凸凹をならしていくと、そのうち幸福体質、開運体質になっていきます。宿命大殺界や大殺界のなかにも運気が好調な時期がありますから、開運体質な人はこの時期に宿命大殺界や大殺界を凌ぐほどの吉を手に入れると考えられます。

こうした一連の開運を、細木数子さんのファンのみなさんは「陽転」と言っていますが、同じような概念が他の東洋系の占いにもあるので、占い師としては非常に納得がいきます。

細木数子さんがご先祖の墓参りをつねに勧めるのは、墓参り自体にスピリチュアル的なパワーがあるというのもありますが、先祖供養という自制の最たるものを行うことで、開運体質になって、不運を陽転させてほしいという思いがあるのではないでしょうか?

宿命大殺界の過ごし方と陽転の方法
宿命大殺界の過ごし方はどうする? 宿命大殺界はおおむね20年あります(まったくない人、10年の人もいます)。運命的に不遇な期間であるとか、何をやってもうまくいかない運勢であると言われていますが、その期間の過ごし方はどうすれば良いの...

宿命大殺界の過ごし方、陽転のさせ方について、個別解説するページを作りました。あわせて、ご覧ください。

運命周期を算出して大殺界を調べる

最後は大殺界についてです。細木数子さんの創作物としてもっとも有名なものが大殺界でしょう。この大殺界というのは、毎年の運命をあらわす「運命周期」のうち、トラブルの起こりやすい、運勢のふさがりやすい連続した三年間のことを指しています。

運命周期には12種類がある

運命周期には12種類があります。種子・緑生・立花・健弱・達成・乱気・再会・財成・安定・陰影・停止・減退と言われるもので、陰影・停止・減退が大殺界、健弱が小殺界、乱気が中殺界となります。

運命周期の運命と解説

運命周期の調べ方

それでは、運命周期の調べ方を説明します。運命を知りたい年の干支が「日柱の空亡」にあたる場合、その年は「陰影」もしくは「停止」という運命周期になります。そこから毎年、順番通りにグルグル回っていくだけです。そして繰り返しになりますが、この2つの空亡を含む、陰影から減退までの3年間を「大殺界」と呼んでいます。

運命周期や大殺界の調べ方はこれだけです。12マスのうち3つが凶、というレールを延々と回っているので、一見簡単な占いのように見えますが、この解釈に細木数子さんの考えが入っているため、占いとしての厚みが出ています。

大殺界にはどういうことが起こる?

宿命大殺界の「陽転」の項目でお話しましたが、私は六星占術を自動的・潜在的なトラブルを見るのに長けた方法だと考えています。これは逆に言えば、運命は自分の努力で好転させられるということでもあります。

大殺界は「何をやっても失敗する」「次から次へとトラブルが舞い込む」という意味だと言われていますが、であれば「なるべく大人しくして失敗する機会を減らす」「トラブルの種になりそうな仕事は断る」「問題の起こっている人間関係を整理する」などの対処法が考えられます。凶を抑え、吉を伸ばすことで、大殺界も陽転できると私は考えています。その際に運命星や運命周期の意味を考えて、陽転のために何をどうするか決めていくというわけです。

大殺界や運命周期の自動計算での調べ方

大殺界など運命周期の計算が難しいという方へ、自動計算での調べ方をまとめておきました。例題と合わせて勉強してみてください。

六星占術【宿命大殺界・大殺界】自動計算での調べ方
計算が大変な六星占術の宿命大殺界・大殺界・運命星ですが、四柱推命の自動計算サイトを利用すれば調べることができます。具体的な調べ方と例題を図入りでご説明します。

【まとめ】占い師から見た細木数子さんと六星占術

以上、駆け足ではありますが、六星占術の成り立ちと理論についてご紹介しました。また大殺界や宿命大殺界について、その効果や影響をご理解いただけたかと思います。

細木数子さんはテレビでの印象が強いことから、六星占術と合わせて批判されることが多い人生でした。引退後の現在でも、強い口調で避難する人がいます。しかし六星占術のルーツには四柱推命の理論が入っており、そこに細木数子さんの人生訓が埋め込まれていることは、ご理解いただけたかと思います。

一人の占い師としては、六星占術をメインにして鑑定することはありませんが、「占いを通じて人生訓を学び取るもの」として、一定の敬意を払っています。六星占術は、細木数子さんがみなさんに残した、開運のメッセージなのだと思います。

ここを鑑定者(あなた自身)の人生経験と霊感、そして言葉でどう肉付けできるかが、六星占術を単なるおみくじにするか、人生を変える占いにするかの分かれ道なのだと言えるでしょう。

ですから、「宿命大殺界だからもう人生はおしまいだ」「大殺界だから3年間は何も出来ない」と、気にしすぎてもいけないのです。占いで人生が行き詰まってしまうのは、細木数子さんや細木かおりさんの本意でもないと思います。正しく学び、しっかり使って、開運へたどり着いてください。占いに振り回されるのではなく、六星占術を活用してより良く生きていくことが、細木数子さんの本意です。

六星占術の後継者・細木かおりさんとは?

六星占術の後継者・細木かおりさんの生い立ちなどをまとめておきました。どうして細木かおりさんが後継者として最適なのか等を解説しています。

六星占術の後継者・細木かおりさんとは?
六星占術の後継者である細木かおりさん。細木数子さんの実子ではなく養女ですが、六星占術自体が細木数子さんの人生訓を占いの形に落とし込んだものですから、幼少時から細木数子さんの薫陶を受けてきた細木かおりさんは、後継者としてまさに適材だと思います。

各運命星の本質や運命周期ごとの運命

六星占術における各運命星の本質や、運命周期ごとの運命については、以下のページをご参照ください。

各運命星の運命と相性

運命周期の運命と解説

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