田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
西洋占星術ソフト・アプリの選び方|定番6本+当研究室の無料ホロスコープ作成ツール
西洋占星術のホロスコープを自動で作るツール、何を選べばいいか

西洋占星術はホロスコープ(出生図)を作るところから始まります。手作業で天体位置を計算するのは現実的でなく、現在は自動計算ツールを使うのが当たり前です。
ただ、西洋占星術ツールは世界中に膨大な数があり、無料Webサイトから米国・豪州製のプロ用商用ソフト、日本語UIの国産フリーウェア、スマホアプリまで性質はかなり違います。流派(モダン/クラシカル)、ハウス分割法、扱う小惑星、解説機能、解釈テキストの質などでも棲み分けが分かれます。
このページでは現在実際に入手できる代表的な6本を、機能・価格・対象ユーザーを淡々と併記しながら紹介します。最後に当研究室のホロスコープ作成ツールも併せてご案内します。比較材料としてご覧ください。
先に結論:用途別の選び方
- 無料でブラウザですぐホロスコープを見たい → Astrodienst(astro.com)(Web・無料・日本語UI)
- 初心者向けの解説をしっかり読みたい → TimePassages(多OS対応・英語解説が豊富)、Astrodienst(日本語解説)
- iPhone/iPadで本格的に使いたい → iPhemeris 占星術チャート(日本語UI)、Astro Gold(Solar Fire姉妹)
- Androidで本格的に使いたい → Astro Gold for Android
- Windowsで腰を据えて学習・実践 → Stargazer(国産・無料)、Solar Fire V9(米国・プロ標準)
- 西洋+インド+四柱を同じ生年月日で見比べたい・AI+JSON占いに使いたい → 当研究室ツール
紹介する6本のツール
① Astrodienst(astro.com)(Web・無料・日本語UI)
スイス・チューリッヒに本拠を置くAstrodienst社が運営する、世界的に最も有名な無料ホロスコープサイトのひとつです。Liz Greene、Robert Hand といった著名占星術師の解説テキストも掲載されており、無料登録で出生図の作成・進行図(プログレッション)・トランジット・相性図など、本格的な占星術機能のほとんどが使えます。日本語UIに対応している点も大きなメリット。
- 形態:Web(ブラウザ)
- 提供:Astrodienst AG(スイス)
- 価格:無料(一部の専門レポートは有料)
- 言語:日本語 / 英語 / ドイツ語 ほか多言語
- 主な機能:出生図、進行図、トランジット、相性図、AstroClick Portrait、Astro Maps、各種専門レポート、ハウス分割法と小惑星の細かい指定
- こんな人に:とりあえずホロスコープを見たい人、世界標準の無料サイトを使いたい人、日本語UIで安心して始めたい人
② TimePassages(Windows / macOS / iOS / Android・〜)
米国のAstrograph Software社(Henry Seltzer氏)が開発する西洋占星術ソフト。デスクトップ版(Windows/macOS)とモバイル版(iOS/Android)があり、初心者向けの解説が充実している点が特徴です。基本版・スタンダード版・上級版の3グレードがあり、用途に合わせて選べます。
- 形態:Windows / macOS / iOS / Android
- 提供:Astrograph Software, Inc.(米国・Henry Seltzer)
- 価格:デスクトップ版 $79〜(Basic)/モバイル版は無料DL+アプリ内課金
- 言語:英語
- 主な機能:出生図、トランジット、進行図、相性図、エキスパート解釈テキスト、初心者向けの用語集
- こんな人に:英語の解説テキストで学習したい人、デスクトップでもスマホでも同じソフトを使いたい人
③ iPhemeris 占星術チャート(iOS・有料・日本語UI)
米国製ながら日本語UIに対応している、iOS用の本格占星術アプリです。NASA JPL の高精度暦 DE431 を採用し、1700-2099年(拡張で7700年)と長期間に対応。アヤナムシャ17種類サポートでヴェディック(インド)占星術にも対応するなど、エフェメリス参照に強い設計が特徴です。
- 形態:iOS(iPhone / iPad)
- 提供:Cliff Ribaudo
- 価格:有料(App Storeで確認)
- 言語:日本語 / 英語
- 主な機能:出生図、トランジット、相性図、AIによる解釈、月相表、食表、800以上の恒星データ、トロピカル/サイデリアル両モード対応
- こんな人に:iPhoneで本格的に占星術を扱いたい人、エフェメリスをアプリで参照したい人、日本語UIで安心して使いたい人

④ Astro Gold(iOS / Android / macOS・有料)
プロ向けPCソフト Solar Fire と同じ豪Esoteric Technologies社が開発するスマホ/タブレット用の本格占星術アプリです。Solar Fireとチャートファイルが互換で、デスクトップとモバイルを行き来して使えます。プロ占星術師の利用が多く、海外でも信頼の高いツール。
- 形態:iOS / Android / macOS
- 提供:Esoteric Technologies Pty Ltd(オーストラリア)
- 価格:iOS ¥4,800 / Android ¥3,031 / macOS 別途
- 言語:英語
- 主な機能:出生図、トランジット、進行図、相性図、Solar Fireとのチャートファイル互換
- こんな人に:スマホ/タブレットでプロ品質の占星術ツールを使いたい人、Solar Fireと連携したい人


⑤ Stargazer(Windows・国産・無料)
小曽根秋男氏が開発した、日本語UIのWindows用占星術ソフト。フリーウェアで配布されており、出生図・進行図・トランジットの3つを重ねたトリプル円表示が代表的な機能です。書籍「新版 Stargazerで体験するパソコン占星学」(技術評論社)とセットで学習する人も多い、国産の定番。Windows 8以降は公式サポート外ですが、手順を踏めば Windows 10/11 でも導入可能。
- 形態:Windowsアプリ(ダウンロード)
- 提供:小曽根秋男(iprema.net)
- 価格:無料(フリーウェア)
- 対応OS:Windows(Windows 8以降は公式サポート外・有志による導入手順あり)
- 主な機能:出生図、進行図、トランジット、トリプル円表示
- こんな人に:Windowsで日本語UIの占星術ソフトを無料で使いたい人、トリプル円で読み込みたい人

⑥ Solar Fire V9(Windows・0・プロ標準)
1992年から継続して開発されている、米Astrolabe社が販売する西洋占星術ソフトの最高峰。プロ占星術師の世界標準のひとつで、モダン/クラシカル両方の機能、5重円表示、Solar Maps(アストロカートグラフィ)の内蔵など、ほぼあらゆる占星術タスクをカバーします。
- 形態:Windowsアプリ(ダウンロード)
- 提供:Astrolabe Inc.(米国)
- 価格:$360(V9・執筆時点)
- 対応OS:Windows
- 言語:英語
- 主な機能:出生図、進行図、トランジット、相性図、5重円表示、Solar Maps(アストロマッピング)、解説テキストの編集、色とレイアウトの自由カスタム
- こんな人に:プロ占星術師として本格運用したい人、Astro Goldとデスクトップを行き来したい人、本場欧米と同じツール環境を整えたい人
当研究室のホロスコープ作成ツール
最後に手前味噌で恐縮ですが、当研究室でもホロスコープ作成ツールを公開しています。ブラウザだけで使え、登録不要・完全無料です。上記の他社ツールにはない以下の特長があります。
🔮 ホロスコープ作成ツール(無料)
Swiss Ephemeris準拠の超高精度計算に加え、西洋占星術・インド占星術・四柱推命を同じ生年月日で並列表示。複数ハウスシステム対応、27ナクシャトラ・ヴィムショッタリダシャー・アシュタカヴァルガ・シャドバラ・各種ヨーガまでインド側も網羅。AI+JSON占い用のホロスコープデータ出力に対応した、唯一無二の統合作成ツールです。
当研究室ツールの主な特長
- 超高精度の天体計算:Swiss Ephemeris準拠で、占星術業界標準の精度を確保。長期間の出生日にも対応します。
- 3占術を同じ生年月日で並列表示:西洋占星術・インド占星術・四柱推命を同時に作成。「同じ人の運命を3つの視点から見比べる」鑑定が、ボタン1つで可能です。
- インド占星術にも本格対応:Lahiri アヤナムシャ、ホールサインハウス、27ナクシャトラ、ヴィムショッタリダシャー(マハー期+アンタル期)、アシュタカヴァルガ(Bhinna+Sarva)、シャドバラ(6ベース全成分)、主要ヨーガ判定(パンチャ・マハープルシャ/ガジャケサリ/ラージャ/ダナ/ヴィパリータ・ラージャ等)。D1とD9(Navamsha)も南インド式で並列表示。
- AI+JSON占いに対応:ホロスコープデータをJSONで出力でき、ChatGPTなどのAIに渡して鑑定文章を引き出せます。当研究室公開の標準プロンプトと組み合わせて使えます。
- 完全無料・登録不要:会員登録もアプリインストールも不要で、ブラウザを開いた瞬間から使えます。
使い分けのヒント
西洋占星術は流派(モダン/クラシカル)やハウス分割法(プラシダス/コッホ/ホールサイン等)の選び方で、同じ生年月日でも違うホロスコープが出ます。どれかが正解で他は不正解、というわけではありません。複数のツールで見比べると、設定の違いも学べます。
英語に抵抗がなく、本場のプロ用環境を整えたい方はSolar FireやAstro Gold、解説テキスト重視ならTimePassages、無料・日本語で気軽に始めたい方はAstrodienstかStargazerが入りやすい選択です。「西洋+インド+四柱を同じ生年月日で見比べたい」「AIに鑑定文を書かせたい」という方は、当研究室ツールも合わせてお試しください。
関連記事:他の占術ツール比較ガイド
四柱推命・紫微斗数・インド占星術の同型ツール比較ガイドもあわせてどうぞ。当研究室では占術ごとに、市販ツール(無料Webから国内外の本格商用ソフトまで)と当研究室の自動計算ツールを淡々と比較しています。


