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#1762
同姓同名
ゲスト

吉田茂が総理を辞めたころ、同姓同名を捜した記事の雑誌があった。
その中には乞食生活の人もいて、しばらくの間、話題をさそった。

「中村文聡」さんという、造園会社を退職した人がいる。
ひと昔前の、高名な占い師と同姓同名である。もっとも占い師の「文聡」
さんは、占い営業用の名前で、本名は別にあったと思う。

「聡」の漢字も、表札は「聰」の正字で書かれている。読みは「ふみあき」
である。占い師の人も戦前の生まれなので、もともとは旧字、正字の「聰」
を使っていたと思う。

町内会の役員として、地域にある三ヶ所の公園の緑化を、地区の役所から
委託され、同好の人たちを集めて、季節の花を育てるのに忙しい。

全区清掃作業などで話しをするが、兄弟姉妹が七人で、男の兄弟には「聰」
が全員あるという。
父親が「聰作」という名前で、その一字を使ったらしい。兄が「元聰」、読
みは「もとあき」で、弟は「公聰」、読みは「きみあき」である。

姓名判断の本を少し読んだ者としては、兄弟の人たちの人生模様などを聞い
てみたいのだが、そこまで図々しくはない。

発音や漢字は異なるが、姓名判断の画数的には、兄弟三人が同じ。
生年月日は当然違うが、父親の「聰作」という人は、姓名判断を知っていた
ものかどうか、妙になやましい名前である。

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