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#1805
日本の墓相
ゲスト

京都の嵯峨野、あだし野念仏寺の無縁仏の千灯供養を、知
らない人は少ないと思います。
あの無縁仏の石仏、石塔を集め整理した人が、中山(多田)
通幽師で日本の墓相の祖とされる方です。

あだし野は平安時代は風葬の地で、弘法大師空海が遺骸を
集めた所と言われ、後に法然上人が念仏道場を開き、念仏
寺になったとされます。

中山通幽師は、東洋大学の創始者・井上円了の哲学館で学
び、陰徳積善、功徳になるような善事を行う、「福田海」
という宗教団体活動を続けました。

あだし野の整備は、明治三十六年~三十七年の頃とされま
す。中山通幽師は、その福田(功徳となる善事)の信者の
人たちにだけ「墓相」を説き、信者でない人には、「百害
あって一利なし」として「墓相」は話さなかったそうです。

松崎整道という人は、仕えていた主人が福田海の信者であ
り、主人につき従う過程で墓相を知り、独自に研究を行っ
たそうです。

現在では風水という単語は、いたずらに知れわたり、行き
場をなくしたように思われます。中山通幽師のとられた態
度が、最も大切だと思われます。

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