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クイズ番組ですが、国宝とされる建築物が設問にな
り、その回答が「風水(おまじない)」というもの
がありました。
解説の人も「風水は祈祷や呪術の一種」と説明して
おり、一般的な人が持つ風水観を、改めて認識しま
した。
宴会などで手相を見る友人がいますが、女の子が風
水のことを言う時は、恋愛成就、合格祈願、時々は
安産祈願の「おまじない」だそうです。
年配の女性だと、自宅のリフォーム、新築などで風
呂やトイレ、或いは玄関の位置を聞かれるそうです。
鮑黎明先生は、風水を「おまじない」や「家相」と
思うような人が、実際の風水を知るための、橋渡し
のような本をたくさん書かれました。
最近の風水の本には、そんな本が無くなりました。
「おまじない風水」の本か、「高等魔術」のような
専門的な本に、ハッキリ分かれたようです。
専門的な本の出版物は、「初版○○○部、売り切れ
御免」のような本が多く、どの程度が流通している
のか疑問に思われます。
再版は書店からの注文を見て考えるのでしょうか。
書店から出版社に注文をすると、「絶版」「品切れ」
の連絡が来るものもあるようです。
気学や奇門遁甲を習う人は、自分は秘術を知ってい
るという「隠れた優越感」を求める人たちと、よく
言われました。
今ではそんな人たちだけが、専門的な風水の本を求
めるようになったのでしょうか。
風水の専門的な本が増えると、逆に風水に関心を持
つ人が減って、世に言う「風水ブーム」が衰退した
ようです。
皮肉なことに、限られた占術愛好家だけが風水を知
って、普通の人たちは「風水はおまじない」とだけ
思うようになったようにも見えます。
鮑黎明先生は、そのあたりの兼合いを、良く分かっ
ていたようです。内藤文穏先生もその本を読むと、
よく津田左右吉の書籍名をあげて、日本人と中国の
違いを強調していました。
鮑黎明先生の「先天八字大占術」も、復刊予約だけ
で終わってしまいそうで不安を覚えます。