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あとで考えると、占い師さんとしては、B・Nさん、H・Yさん、R・Sさん、T・Sさん、などという人の本だったと、思うそうです。中国学のほうは、内藤湖南さんという人の、中国論から話がはじまり、名前だけは知っている、学者さんの本がならび、小説家の、幸田露伴さんが、道教について書いたものや、小説まで、おもしろい、話だったそうです。
占いに関した内容だと、「占いは、学というには、無理がある」「中国人は、術と言う」「占い師は、九流の術士とよばれる」「術は、ある種の方法、ワザ」「剣術、幻術などの、術」「占いは、ワザとしての術」「占いは、技芸に似たもの」など、だったそうです。
術には、すじみち、法則、手段、やり方、技法、方法、てだて、ワザ、などの意味が、あるそうです。術には、術数、術芸、術業などの言葉や、言い方も、あるそうでした。
今では、民俗学や、中国学の学者さんが、「術」「術という思想」「術としての生活」などの言葉を、普通に言うそうですが、そのころは、めずらしいと、思ったそうです。
術なのだから、学と違って、絶対的なものだとか、それだけが、正しいものはなく、どれも、それぞれの考えで、作った干支の表になり、どれも、まちがっていない、のだそうです。占いは、術なのだから、そうなると、言われたそうです。
日本で、ワザの意味の言葉には、技法、技術、技能、技芸などがあるそうですが、技芸が、いちばんシックリするそうです。ワザ、芸なのだから、人によってちがうのが、当たりまえ、と言われたそうです。
占いは、当たってこそのもので、当たるワザがあって、はじめてお客さんから、お金を、いただける商売だそうです。どんな方法や、どんな理屈を言っても、当たらないのなら、それはダメなもの、なのだそうです。
そして、その占いを説明する、解説する話術や、短い時間の中で、占いの空間に、お客さんを、溶け込ませるような、そんな話法などが、ある種の芸、かもしれないそうです。