筮竹による周易占いを、初めて見せてもらいました。おみくじのように、た
くさんの棒を、ジャラジャラさせるものと思っていたので、ピシ、パシ、サ
ア~という感じできれいに筮竹が開き、驚きながら、感心しました。いろい
ろな道具も見せてもらいました。
80才近い先生でしたが、周易が忘れられた占いみたいに、ネットで書かれ
ているのを見つけると残念だそうです。易占タロットなど、占いは時代によ
り変わって行くものだそうですが、この掲示板にある新刊情報でも、今年は
10冊以上の周易関係の新刊があったらしく、1、2年前には本田済先生の
易の名著も文庫になったそうで、周易そのものは、ずっと残っていくと思っ
ているそうです。
短い間に印象が変わった占いのことも話してくれました。昭和40年代のこ
ろ、台湾から来た、漢方や健康体操、占いなどをする先生が、奇門遁甲の講
義をしている話を聞いたそうです。遁甲会という集まりもあったらしくて、
推命占いなどもあったそうで、生まれた時間もあったらしいそうです。
そのあとに東京の本屋さんから出た本では、時間ではなくて、生まれた日に
よる推命で、日本の傾斜法を応用したような感じだったそうです。その後の
遁甲会という集まりの人の本では、四柱推命の方法の応用のような感じだっ
たそうです。
ほかの借りた本には、奇門遁甲による風水が、秘伝の部分は漢文のままで、
翻訳を省略した解説のものや、出かける時の相手との交渉をみるらしい、卜
占という方法などもあったらしいそうです。