飛星派紫微斗数における天盤・地盤・人盤

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

紫微斗数の天盤・地盤・人盤とは?

飛星派の紫微斗数が日本国内でも主流となり、天盤・地盤・人盤という言葉が多用されるようになってきました。ところが紫微斗数は流派が多岐にわたるため、用語の定義が曖昧なように思えます。

現代的な紫微斗数盤のサンプル

ここでは日本の紫微斗数界の泰斗である東海林秀樹先生の見解にしたがって、天盤・地盤・人盤とはなにかを整理してゆきます。

紫微斗数の地盤

通常の紫微斗数盤のことです。各宮の役割と、そこに入っている星の性質を関連付けて占ってゆきます。

紫微斗数の人盤

詳しく考察したい宮を命宮だと仮定して、そこから十二宮を振り直して鑑定する手法です。たとえば父母宮から見た財帛宮(もとの命盤の子女宮)を見ることで、父母の財政状態について詳しく判断する、といったような用い方をします。また「兄弟宮は財帛宮からみれば田宅宮なので、兄弟宮は蓄財にも関わる」といった使い方もします。この技法は活盤とも言われ、蛇足ですがインド占星術にも似たような手法があります。

紫微斗数の天盤

命宮干、年干、太歳干、大限干など、どこかの干から四化飛星を飛ばした状態の盤です。現代紫微斗数のなかでもかなり重視される鑑定法で、なかでも化忌・化禄の移り変わりが重視されます。

天盤・地盤・人盤に関するおすすめ書籍

これらは東海林秀樹先生の「完全マスター 紫微斗数占い」(説話社)に詳しいので、ぜひご参考ください。

中州派の天盤・地盤・人盤はまた違う

ここで解説したのはあくまで飛星派紫微斗数の一般的な見解で、三合派、中州派、欽天派などの他流派では定義や解釈が異なります。また、他派の理論を流用して鑑定しているハイブリッドな先生もいるため、話は単純ではありません。あしからずご承知おきください。

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