紫微斗数研究ノート

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紫微斗数の研究ノートです

室長・田中の紫微斗数研究ノートへようこそ。古い記事が多いですが、紫微斗数(紫薇斗数)関連のコラムや研究記事、情報などをまとめています。




紫微斗数の秘伝?身宮・命主・身主の鑑定法(2010/2/24)

mixiの紫微斗数コミュで「命主・身主の作用についてご存知の方…」という書き込みを見て思い出したのですが、こないだ台湾で「対イ尓有影響的身宮・命主・身主」(法雲居士・著)というそのものズバリな本を買ってきたのでした。
MBA修行にかまけて占いの勉強をサボり気味でしたが、いい機会なのでこの本の簡単な内容紹介と、紫微斗数コミュに書かれていた身宮・命主・身主に関する内容をまとめてみようと思います。
まず椎羅先生の書き込みから。

  •  命主は命宮を補佐するもの。 
  • 命宮は先天運を表し、また人生の前半生を表現するとされていますので、 
  • それを補完するように見れば良い。 
  • 身主は身宮を補佐するもの。 
  • 身宮は後天運を表し、また人生の後半生を表現するとされていますので、 
  • それを補完するように見れば良い。 

次に北斗柄先生の書き込み。

  • そういえば、鮑先生が命主、身主はソウルメイトを表しているんだよ、とチラっと教えてくれたことがあります。

その次に鮑黎明先生の名作「飛星紫微斗数闡秘」(東洋書院・P497)にある命主・身主の作用についての紹介がありました。これは巻末の鑑定実例(丁年生まれの男命)の中に入っているもので、身主の巨門が化忌を持つので、一生を通じて苦労をが多く、人との口論を招き、面相も…(以下略)という解説になっています。これだと命宮に入っている場合と見方に大差ないですね。
四化星を持っているときにのみ、もしくは凶格の時にのみ発現するというフラグがあるのかもしれません。

さて、お待ちかねの「対イ尓有影響的身宮・命主・身主」(法雲居士・著)の鑑定法ですが、まず身宮については

  • 身宮は前世の福利(原文は福祉)の累積を表す…
  • 身宮は内心の渇望や価値観を表す…
  • 身宮は財の築き方を表す…

というふうに、鑑定ポイントがゾロゾロと書かれています。基本的に命宮は今世、表面、自身というのに対して、身宮は前世、内面、他者といったように、内外自他の区別を付けているようです。
また、身宮が何宮になるかで鑑定する法があると書かれています。細かく紹介しようかと思いましたが、これは村野大衡先生の本「紫微斗数命理学新理論の活用」にも同じような記述があったかと思うので、割愛します。
そしてお待ちかね、誰もが解らない命主・身主ですが、実はこの本でも記述が少ないのです。全体で250ページほどある本なのですが、命主・身主についての記述は20ページ程度。そのほかは全て身宮に関する鑑定法に費やされています。この本では

  • 「みんな命主・身主の使い方や作用はよく知らないわよね~。まず命主というのは、命主盤という新しい盤を作って見るの(訳注・要するに命宮の位置から命主を出す表)。」

(以上、超意訳。ちなみに法雲居士は女性です)
という紹介のあとに、命主の座す宮ごとにどういう作用があるのかという解説が続けられています。その後、実際の使い方として「命主を使うと、その人の命格や特性が一目瞭然になって便利よ!」(これまた超意訳)といった紹介で、命主の項は締められています。続いて身主に関して。こちらは、

  • 「紫微斗数において、身主はその人の先天的な生命資源を内包しているものを代表しているのよ」(原文は「先天生命資源的内涵」)

という解釈になっています。
その後、身主になる星をそれぞれ「生・老・病・死・人・精神・文化的気質」いずれを表すかを説明し、それぞれに解釈をつけてこの本は終わりです。
ちなみに私の身主は天機ですが、天機星には「天機星は人の精神を代表し、体には霊性を有しています。聡明で学習を通じて知恵に到達することができます」といった、仏典のような解説がつけられています。
というわけで、今までの話を無理矢理まとめると、

  • 命宮は今世、表面、自身(自身というよりは、自動?)を表す。
  • 身宮は前世、内面、他者(他者というよりは、受動?)を表す。
  • 命主は命宮を補助的に見るために使う。意味も使い方も似てるし。
  • 身主は身宮を補助的に見るために使う。意味も使い方も似てるし。

となっちゃいますね。あれれれ、椎羅先生の書き込みと行き着くところは同じとなりました。
個人的にはあんまり気にしないで、しっかり本命盤や命宮を読み込んだ方が益が多いように思います。ただ性格鑑定や霊的な鑑定、また今後の行運を推理するときに参考になるかもしれませんので、そういう使い方はアリかもしれません。
というわけで、また機会があればこの本も読み込んでみようと思います。誤訳などあれば随時訂正いたしますが、斜め読みしただけの本を適当に訳してご紹介する無責任な記事ですので、真偽の程はみなさま、是非実物をお買い求めになって確かめてください(笑)

紫微斗数…掲示板の占例から(2003/3/12)

実験台にご応募いただいた方の、掲示板での占例を再録します。1967年9月19日酉時産まれ、女命の方。命盤を組織すると、主な宮は以下のようになりました(紫微斗数WINによってHTML化)。判断しやすいというか、教科書的な命盤であると思います。

☆天梁 6
 八座
 陰殺
 飛廉
 沐浴
流禄存
流截路
流月徳
 咸池
 死符
壬 D 3 
子 命
宮 S 38 

私の判断:
命宮・遷移宮には吉星が廟旺で臨んでおります。しかしながら、夫妻宮・福徳宮の悪さが一見して目に付きます。※天梁が廟、遷移宮の構成も悪くないため、頭の回転がよい指導者タイプの方ではないかと思います。しかしながら、ここで福徳宮が天空星のみで芳しくない事を考慮しました。

☆天空 -3
 天喜
 三台
 天官
 破砕
 解神
 截空
 旬空
 病符
 臨官
 流喜
 亡神
 竜徳
壬 D 23 
寅 福徳宮 S 36 

田中の判断:
まず福徳宮には廟ながら天空星のみしかなく、精神的な余裕のなさを感じます。忙しく動き回るも空虚といった印象です。

実際の状態:
「10代のころはさほど意識していませんでしたが、常に精神的に安定していなかった感じがします。何をするにも楽しむよりも不安を感じてしまう性格です。」とのこと。

★巨門 -6
 化忌 -3
 将軍
 養
流地解
 天殺
 貫索
庚 D103 
戌 夫妻宮 S 40 

田中の判断:
夫妻宮は陥の巨門に化忌がついており、こちらも芳しくありません。口論や意見の対立・すれ違いといった象も強まります。
平静な恋愛や結婚といった物とは縁遠いように思いますが、命宮・遷移宮には吉星が入っていますので、恋や結婚はすれどよい終わり方を迎えられない、というタイプかも知れません。特に20代はいかがでしたでしょうか?巨門星は異性との縁が薄い傾向もあるため微妙なところです。※なお、大限寅の動盤から23歳~33歳の間に婚期を感じます。 

実際の状態:
「27歳で結婚するもお互い自己主張が強く、経済的にも不安定で意見の衝突が積み重なった末に35歳で昨年離婚しました。大好きな相手だったのですが・・」「環境は女子高・女子大ときて、男性とも女性とも深く親しくなれない性格です。はじめて深くつきあって執着したのが前夫でした」とのこと。
※数え28歳は小限が戌にあります。ちなみに四柱八字を組織すると、日柱丙戌、内格の身強と思われる命式でした。数え28歳は甲戌です。 というわけで、この占例は続くかも?しれません。

紫微斗数でサブカル娘を鑑定してみると(過去の日記から)

さて今日は中央線界隈でサブカルぶっこいてる女子大生を紫微で見てみました。命宮に紫微と破軍を持つ可愛いらしい子です。最近どうも不思議に思うのですが、若い人、特に女の子ほど子平より紫微の方が当たるようです。私の子平がヘボなんだと言われれば、まぁそれまでなんですが…。
私が紫微を見る場合、命宮より先に遷移宮を見ます。サブカルやアダルトチルドレンの方を見ることが多いせいか、傾向として遷移宮の力量が弱かったり、宮は三方四正で強くても甲級性が無かったり落陥している人は、対人関係や恋愛問題で支障があるようです(特に男性)。引っ込み思案で派手な交際が出来ないか、もしくは派手だが薄い交際しかできない、という傾向もあると思います。これはとりもなおさず、やっぱ若者は家から出て人と積極的に、深くつき合わないとダメ!という事ではないかと考えています。
さて今回拝見したH嬢の場合、遷移宮には天相が得地で補星が多く、紅鶯が入っています。宮の力量も強く、対宮でもある命宮には紫微星が廟。こういう人の場合は自分から友達を作れると思いますし、恋人にしても然りでしょう。細かい部分はスッ飛ばしますが、今は兎もかく高校時代には良い恋愛をしていて、それは一年ぐらい続いたのではと訪ねたところ、その通りとのこと。蛇足ですが、友達、恋人は多くできるが結婚運は良しとは言えないように感じました。相性の良い相手を離さないようにしたいですね。
次にサブカル、アダルトチルドレンと来れば家庭環境を調べます。父母宮は陥の地劫のみで甲級なし、宮は極めて弱いです。対宮には天同が旺、こういう場合の判断はいまだ慣れていませんが、親御さんは立派な人ではあるが縁は深くないと見ました。聞けば学校の校長先生とのことです。地方出身一流大学でサブカルをしている方の父母は、8割くらい共産党員であったり、教員であったり、実家に書斎がある可能性が強いと言っても差し支えありません(これは占い以前の問題ですね)。
こういった女の子の場合、兄弟、特に同性で年上の兄弟が居ると、コンプレックスから精神的にヤラれる事が多くなると思います(もしくは活発な母親)。彼女の場合は兄が居ると先に聞いておりました。兄弟宮を見ると天機星がこれまた廟、インテリで頭も良く、学歴は大学以上ですねと問えばその通り、院卒ですとのこと。宮の力量も強く、よいご兄弟です。こういった環境でしたら、相談相手やイザという時の力になってくれることと思います。聞けば年が離れた兄で、何かと相談したりするそうです。
さてサブカルのみならず、アダルトチルドレン(もちろん宮台語ですよ!)の方を見る時は、官禄宮・夫妻宮も結構なポイントになるようです。時折命宮をも上回る影響があるように思いますが、この話はまた機会がありましたらお書きしたいと思います(つづかない)。