淘宮術(とうきゅうじゅつ)の無料鑑定と自動計算

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

淘宮術(とうきゅうじゅつ)の干支を自動計算&無料鑑定します

淘宮術

淘宮術(とうきゅうじゅつ)は、天保5年(1834年)に横山丸三が創始した占いです。

占う目的は未来予知ではなく、気質の偏りを矯正し、幸福な人生を過ごすように修養するという開運法にあり、企業経営者や官僚など、主に地位の高い人々の間で受け継がれてきました。たとえば、新一万円札の顔になっている渋沢栄一も淘宮術を学んでいます

淘宮術の自動計算と無料鑑定

このページでは、生年月日からあなたの淘宮術における命式(干支)を無料で自動計算し、鑑定結果と開運法もご覧いただけます。なお、実際は干支ではなく支のみを用いていますが、ここでは便宜的に「干支(えと)」と表記します。

自動計算のやりかた

下のフォームに生年月日を入力してください。データはサーバーに保存されませんので、個人情報が漏洩することはありません。

※スマホ版では、カレンダーの最上部に表示されている「2024年」の部分をタップすれば、生まれ年を簡単に変更できます。

※淘宮術の計算に使用する暦にはいくつか種類があります。このページでは一般的な太陽暦を用いています。そのため年・月の干支が他の暦を使用した場合とズレている可能性があります。今後天保暦方式・時憲暦方式・定気法作暦・恒気法作暦も選択可能にする予定です。

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淘宮術の年支・月支・日支の意味

淘宮術では、赤ちゃんが母胎に宿った瞬間(十月十日前、およそ約265日前)が「本当の干支」であるとします。したがって約9ヶ月前の干支が本干支となり、多くの人は昨年の干支がご自身の本干支となります。

  • 年の干支は天性の性格や才能、家や親から受け継いだものを読み取ると言われています。
  • 月の干支は中年期における性格や才能を読み取ると言われています。
  • 日の干支は幼年期から青年期における性格や才能を読み取ると言われています。

淘宮術における鑑定法(開運法)

淘宮術を現代化して再生する試み

以下、上記の自動計算で得られた干支ごとの鑑定法(=開運法)について説明します。

淘宮術は年収を増やしたり、名誉を手にしたり、健康を維持したりと、現世利益にダイレクトに効く占いです。淘宮術によって天命を知り、自らの行動を変化させるという考え方が、現代にマッチしているのだと思います。

※このページは「一元先生の淘話 附天源十二宮詳解」(竹内勝太郎著作・大正1年・永楽堂刊)を参考文献としています。本書は著作権が切れており、現在は国立国会図書館のサイトで全文を読むことが出来ます。

国立国会図書館デジタルコレクション

滋・ジ(子)

勤勉な倹約家

滋の気を持つ人は、とにかくケチで、物を貰うのは大好きですが、自分からは出したがらない性格です。節約を通り越して、何をするにもまず損得を考えます。寄付やボランティアには興味を示さず、買い物でも値切りまくり、最終的にはより安価な品を選びます。贈り物もどんどん値段を下げ、極端な場合には他人からもらった物を再利用しようとします。このため、友人や知人との関係においても、お金に対する執着が強く、お金を立て替えてもらってもなかなか返さないことが多いです。

滋の気を克服するためには

初念に従い、最初に思い浮かんだ気持ちを大切にすることが大切です。やらなければならないことは、思い切って行動に移し、後から戻ってくるかどうかを気にしないようにします。これにより、滋の気の悪い面を克服し、福禄を得ることができるようになります。自分の考えを素直に受け入れ、周囲の人との関係を良好に保つことも重要です。

結・ケツ(丑)

頑固で不器用

結の気を持つ人は、頑固で強情、自分の考えを押し通そうとする性格です。生まれつき口下手で愛嬌が少なく、人と交際するのが苦手です。新しい道や店を避け、慣れた道や場所を好みます。食べ物の好き嫌いが多く、何事にも決め込んだ通りにしないと気が済まないため、柔軟性に欠けることが多いです。

結の気を克服するためには

何事も思い立ったらすぐに行動することが重要です。朝起きたら、大きな声で挨拶をする習慣をつけると、胸が開き、気持ちも軽くなります。結の気を持つ人は正直で几帳面なので、その長所を活かしつつ、柔軟に物事を進めるように心掛けることが大切です。周囲の人との関係を良好に保ち、信頼を築くことで、結の気の悪い面を克服できます。

演・エン(寅)

気位が高く見栄っ張り

演の気を持つ人は、「武士は食わねど高楊枝」のような性格で、気位が高くて威張りたがります。是非を判断し、正義を好む反面、複雑なことを考えるのは苦手です。金銭に対しても豪放で、人と一緒に飲食する際に「私が出すから」と言って自分が支払いを引き受けることが多いです。細かいことを気にせず、日記や家計簿をつけるようなことは嫌いです。恋愛面でも淡白で、家庭内での融和に欠けることが多いです。

演の気を克服するためには

謙虚さを身につけ、言葉遣いや態度を丁寧にすることが大切です。また、細かいことに注意を払い、綿密に物事を進める習慣をつけることが必要です。これにより、演の気の悪い面を克服し、より良い人間関係を築くことができます。

豊・ホ(卯)

愛されるのんびり屋

豊の気を持つ人は、子供のころから他人に愛され、争いを好まない性格です。穏やかで楽天的な性格ですが、物事を先延ばしにする傾向があります。また、頼みごとを断れず、損をすることが多いです。食べ物に対してはやかましく、東京中の料理屋の味や値段をよく知っていることが多いです。

豊の気を克服するためには

体を動かし、規則正しい生活を送ることが大切です。運動や労働を通じて、大食や朝寝の癖を改善することで、豊の気の悪い面を克服し、運を開くことができます。また、物事を先延ばしにせず、早めに対応する習慣をつけることも重要です。

奮・フン(辰)

気まぐれで怒りっぽい

奮の気を持つ人は、怒りの気を常に外に現わし、些細なことで紛争を引き起こします。高慢で剛腹、些細なことで友誼を破り、共同事業には向いていません。しかし、自分を頼ってくる者には親切に世話を焼くという不思議な度量もあります。

奮の気を克服するためには

怒りをコントロールし、気持ちを穏やかに保つことが大切です。慢心を慎み、慈悲や仁愛の心を持つことで、奮の気の悪い面を和らげることができます。また、勢いで行動するのではなく、冷静に判断する習慣をつけることが重要です。

止・ト(シ)(巳)

幸運なヤキモチ焼き

止の気を持つ人は、十二宮中で最も幸運な性質を持っていますが、嫉妬心が強く、他人の成功や幸福をうらやむ傾向があります。嫉妬心から陰気になりがちで、猜疑心も強いです。

止の気を克服するためには

嫉妬心を克服し、他人の成功を素直に喜ぶ気持ちを持つことが大切です。心を陽気に保ち、積極的に外出して人と交流することで、陰気を払うことができます。また、猜疑心を抑え、他人の意図を疑わずに接することが重要です。

合・ゴ(午)

飽きっぽい陽キャ

合の気を持つ人は、人とすぐに親しくなりますが、関係が長続きしません。新しい物や珍しい物を好み、派手なものに目が行きます。飲むこと食べることが好きで、オープンな性格も相まって、秘密を守るのが苦手です。

合の気を克服するためには

見栄や酒に気をつけ、慎み深い生活を心がけることが大切です。運が来てもそれを保つためには、浪費を避け、計画的に物事を進める習慣をつけることが必要です。また、秘密を守ることを心がけ、信頼を築くことが重要です。

老・ロ(未)

慈悲深い心配性

老の気を持つ人は、非常に気が細かく、親切丁寧ですが、勇気や決断力に欠けます。過ぎたことを悔やみ、将来のことを過度に心配する傾向があります。また、病気になると意気地がなくなり、軽い病気を重くすることがあります。

老の気を克服するためには

無駄な心配をせず、気を大切に使うことが重要です。哲学や文学、宗教などの学問に応用することで、老の気を良い方向に活かすことができます。また、気持ちを落ち着けて、前向きに物事を考える習慣をつけることが大切です。

緩・カン(申)

おっちょこちょいな世話焼き屋

緩の気を持つ人は、非常にお世話好きで、口も人一倍多いですが、落ち着きがなく、信用が置けないことが多いです。早飲み込みで物事を度忘れすることがあり、朝寝ができないため、早起きして騒がしく動き回ることがあります。

緩の気を克服するためには

落ち着いて人情の機微を察し、慎重に行動することが重要です。無駄な世話を焼かず、必要な世話だけを行うことで、自分自身の心を落ち着けることができます。また、信頼を築くために、言動に一貫性を持つことが大切です。

堕・ダ(酉)

頭の切れるやり手

堕の気を持つ人は、知恵があり、如才なく話をするが、悪知恵を使いがちです。大きなことを好んで身を破る傾向があり、順序を踏まずに一攫千金を狙います。知恵があるがために決断力がなく、望みごとが成ることが少ないです。

堕の気を克服するためには

知恵を良い方に用いて、人を助けることが重要です。悪知恵を使わず、正しい道を歩むことで、堕の気の悪い面を克服できます。また、大きなことを急がず、一歩ずつ進む習慣をつけることが大切です。

煉・レン(戌)

一途な頑張り屋

煉の気を持つ人は、忍耐力があり、百折挫せず、自分のしかけたことを押し通す強さを持っていますが、内に怒りを秘めており、義理堅い反面、不機嫌なことが多いです。腹で理屈をこねて不機嫌になることが多いです。

煉の気を克服するためには

気を晴れやかに持ち、胸を開いて不機嫌を解消することが大切です。機嫌よく挨拶をする習慣をつけ、腹の中に楽しいことを思い出すようにしましょう。義理堅さを保ちながらも、他人との和を大切にすることが重要です。

実・ウ(亥)

即断即決の実務家

実の気を持つ人は、一を聞いて二三を悟るという優れた性質を持ちますが、一本調子で我意を通す傾向が強いです。正直ですが、直情径行で人の感情を害することがあり、気短で一刻な性格です。

実の気を克服するためには

二念に就いて物事を考える習慣をつけることが重要です。即座に決めず、一度考えてから行動することで、実の気の悪い面を克服できます。また、他人と相談しながら物事を進めることで、バランスを取ることが大切です。

淘宮術の自動計算に関する謝辞

淘宮術の自動計算、そして鑑定結果の解析・執筆については、

にご協力いただきました。ありがとうございます。

淘宮術とは?歴史と理念をくわしく解説

ここからは、淘宮術がどんな占い(修養法)なのかを、歴史的な背景からくわしく解説します。

創始者・横山丸三と天源術

淘宮術の創始者である横山丸三は、江戸幕府に仕える御家人でした。家族の不幸をきっかけに、同僚であった天源学者・奥野南卜(清次郎)から、十二支で人の運命を読む江戸時代の運命学「天源術」を学び、その奥義を極めます。

しかし丸三は「人生が天源術の言うとおりに決まっているなら、人は授かった運命のまま、向上も発展も望めないことになる。むしろ精神を修養し、気質の偏りを正すことで、人それぞれが本来の性能を発揮して運命を改善するべきだ」と考えました。この発想の転換から、天保5年(1834年)に生まれたのが淘宮術です。占いの結果を「当てる」ことではなく「直す」ことに使う、という淘宮術の最大の特徴は、創始のいきさつそのものに由来しています。

「淘宮」という名前の意味

「淘」は米を淘げる(よなげる=水で洗いすぐる)の淘で、洗い清めるという意味。「宮」は心の宿るところを指します。つまり淘宮とは、生まれつきの気質の癖を洗い清めて、本来の心(本心)を顕すこと。名前自体が、この術の目的をそのまま表しています。天源術から生まれたことにちなんで「天源淘宮術」と呼ばれることもあります。

幕府による禁止と、その後の継承

弘化2年(1845年)、丸三はこの方法が机上の学問ではなく実践のための術であることを示すため、名称を「開運淘宮術」と改めます。嘉永元年(1848年)には入門者が1000人を超える勢いでしたが、神道・儒教・仏教以外の教えを警戒した幕府により、布教を禁じられてしまいます。それでも明治以降、淘宮術は実業家や官僚などの間で静かに受け継がれ、新一万円札の顔である渋沢栄一が学んでいたことはよく知られています。東京には「淘宮術発祥之地」の碑も建てられています。

四柱推命・六星占術との違い

生年月日から生まれ持った気質を読む点は、四柱推命六星占術と共通しています。違いは目的です。多くの占いが「いつ何が起こるか」という予測に重心を置くのに対し、淘宮術は「自分の気質のどこに偏りがあり、どう直せば運が開けるか」という修養・実践に重心を置きます。また、生まれた年ではなく受胎したとき(約265日前)の干支=本干支を使う点も淘宮術ならではの特徴です。上の自動計算ツールは、この本干支の考え方に基づいて命式を計算しています。

淘宮術についてよくある質問

淘宮術とはどんな占いですか?

天保5年(1834年)に横山丸三が創始した開運のための修養法です。生年月日から生まれ持った気質の偏りを読み、それを日々の心がけで矯正することで運命を改善することを目的とします。未来を当てる占いではなく、性格を直して開運する実践法である点が最大の特徴です。

淘宮術は誰が作りましたか?

江戸幕府の御家人だった横山丸三です。天源学者・奥野南卜から運命学「天源術」を学んだのち、宿命をただ受け入れるのではなく修養によって運命を改善するべきだと考え、淘宮術を創始しました。

淘宮術の干支が実際の生まれ年と違うのはなぜですか?

淘宮術では、赤ちゃんが母胎に宿った受胎の瞬間(誕生のおよそ265日前)の干支を「本干支」として用いるためです。このため多くの人は、生まれた年の前年の干支が自分の本干支になります。

淘宮術と四柱推命・六星占術はどう違いますか?

生年月日から気質を読む点は共通ですが、四柱推命や六星占術が運勢の予測にも重きを置くのに対し、淘宮術は気質の偏りを矯正する修養・開運の実践に特化しています。また受胎時の干支(本干支)を使う点も独自です。

渋沢栄一と淘宮術にはどんな関係がありますか?

新一万円札の肖像である実業家・渋沢栄一は、淘宮術を学んでいたことで知られています。淘宮術は幕末から明治にかけて、実業家や官僚など地位の高い人々の修養法として受け継がれてきました。

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