田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
「天中殺」を無料で正しく自動計算する調べ方【2024年対応】
天中殺を無料で正しく自動計算する方法
天中殺を正しく自動計算するためには、実は、四柱推命の自動計算サイトを使う必要があります。天中殺の計算は簡単なように見えて複雑です。正しい結果を得るためには、高精度な四柱推命の自動計算サイトを使う必要があるわけです。
本についている早見表や、あまり精度にこだわりのない自動計算サイトでは、天中殺の時期が実際と大きくズレることがあります。天中殺が当たらない気がする方は、一度、正しい手順で自動計算してみましょう。
天中殺を自動計算する手順
天中殺を正しく自動計算する手順ですが、ざっとまとめると以下の通りになります。
- 生年月日を干支に変換する
- 生まれた日の干支を調べる
- 早見表で天中殺(空亡)を調べる
- 毎年の暦と天中殺(空亡)を比べる
複雑なようですが、自動計算サイトを使うと非常に簡単です。さっそく、練習していきましょう。
生年月日を干支に変換する
まずは高精度な四柱推命の自動計算サイトを使って、あなたの生年月日を干支に変換します。これは、四柱推命の命式を出す作業と同じです。
四柱推命の自動計算サイトは「八字仙人」がおすすめ
四柱推命の命式を出すには、「四柱推命自動計算・八字仙人」というサイトが高精度で、なおかつ使いやすかったので、ここを利用します(ちなみに管理人さんの著書「暦と運命への科学的アプローチ」は私の愛読書です)。
サイトに飛ぶと、以下のような設定画面が現れます。
このページから性別・生年・月日・時刻を入れ(時刻はわからなければ昼の12時としてください)、生まれた都道府県を指定して「計算開始」のボタンをクリックするだけです。
そうすると、上のような命式が表示されると思います。実は、これで作業はほとんど完了なのです。あとはこの命式から日の干支を調べて、早見表で天中殺(空亡)となる時期を割り出して、なに年が天中殺なのかを調べるだけです。それでは続けましょう。
生まれた日の干支を調べる
ではまず、得られた命式の「日」の欄を見てください。先程の表を再度貼っておきます。
この場合は「戊午」とあります。これは生日干支、もしくは日柱と言われるもので、この「戊午」を次の天中殺早見表との照合に使いますから、まずは記憶しておいてください。
天中殺早見表で天中殺(空亡)を調べる
続いて、先ほど得た生日干支と、天中殺(空亡)の早見表を見比べて、天中殺が回ってくる年や月の干支を調べましょう。
天中殺(空亡)の早見表
甲子|乙丑|丙寅|丁卯|戊辰|己巳|庚午|辛未|壬申|癸酉
→この列に生日干支があれば「戌亥」の年や月が天中殺(空亡)
甲戌|乙亥|丙子|丁丑|戊寅|己卯|庚辰|辛巳|壬午|癸未
→この列に生日干支があれば「申酉」の年や月が天中殺(空亡)
甲申|乙酉|丙戌|丁亥|戊子|己丑|庚寅|辛卯|壬辰|癸巳
→この列に生日干支があれば「午未」の年や月が天中殺(空亡)
甲午|乙未|丙申|丁酉|戊戌|己亥|庚子|辛丑|壬寅|癸卯
→この列に生日干支があれば「辰巳」の年や月が天中殺(空亡)
甲辰|乙巳|丙午|丁未|戊申|己酉|庚戌|辛亥|壬子|癸丑
→この列に生日干支があれば「寅卯」の年や月が天中殺(空亡)
甲寅|乙卯|丙辰|丁巳|戊午|己未|庚申|辛酉|壬戌|癸亥
→この列に生日干支があれば「子丑」の年や月が天中殺(空亡)
実際に天中殺の早見表と比べてみよう!
先ほどの例で練習してみましょう。
生まれた日は「戊午」ですから、早見表から見ると「子丑」の年が天中殺(空亡)となることがわかります。
天中殺と日柱の空亡は同じもの
そしてお気づきかもしれませんが、上の図の一番下にある「日柱の空亡」と、天中殺は同じものなのです。この「八字仙人」を自動計算に使う場合、実は早見表は必要ないのです。
毎年の暦と天中殺(空亡)を比べる
この例の場合、「子」と「丑」の年に天中殺が回ってくることがわかりました。そしてここで、ご自宅のカレンダーを見てください。2020年は「子」年で、2021年は「寅」でしたね。つまり、「子丑」の年が天中殺(空亡)になる人は、2020年と2021年が天中殺だったのです。
みなさんお手元にカレンダーはあると思いますが、一応2020年から2031年までの干支をまとめておきます。
- 2020年 子年
- 2021年 丑年
- 2022年 寅年
- 2023年 卯年
- 2024年 辰年
- 2025年 巳年
- 2026年 午年
- 2027年 未年
- 2028年 申年
- 2029年 酉年
- 2030年 戌年
- 2031年 亥年
ご自身の天中殺(空亡)にあたる干支が回ってきたら要注意、というわけです。
実は毎月の天中殺もある
天中殺は「年単位で回ってくるもの」と思いがちですが、実は毎月、毎日、毎時にも回ってきます。年の干支があるように、月や日にも干支が振られているんですね。日の天中殺まで気にすると何もできませんから、月の天中殺くらいまで覚えておくと良いでしょう。
- 1月…丑の月
- 2月…寅の月
- 3月…卯の月
- 4月…辰の月
- 5月…巳の月
- 6月…午の月
- 7月…未の月
- 8月…申の月
- 9月…酉の月
- 10月…亥の月
- 11月…戌の月
- 12月…子の月
月と干支の対応はおおむね上記のとおりとなります。高精度の暦と比べると数日のズレがありますが、天中殺の効果が出たり、消えたりするのにもジワジワと時間がかかりますから、実際の使用に問題はないと思います。
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