二者択一スプレッド・タロット占いのやり方

二者択一スプレッドとは

文字通り二つの選択肢のどちらを選ぶのか、その迷いを解消するためのスプレッドです。

現在を起点として、A・Bそれぞれを選んだ場合のその後の展開や結果を占うことによって自信や確信を持って決断を下す手助けとなるでしょう。

当事者として決定権がある内容ならばこのスプレッドを使うことで、途中経過の問題点も考慮しながら結果を選ぶことができます。鑑定の幅を広げるためにもマスターしておきましょう。

二者択一スプレッドとは
二者択一スプレッドの使い方
タロット占いの代表的なスプレッド5選
タロット占い入門
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二者択一スプレッドの使い方

まず大前提としてAとBの選択肢の内容をきちんと決めておきましょう。特に人を占う場合は相談者と、Aは○○Bは××と必ず共有することを忘れないように！　これは占い師と相談者とタロット全てで内容を共有しないと結果がズレる可能性があるためです。

また、相談者が二つ以上の選択肢で悩んでいる場合は全てのパターンを占うよりも、その中から最も有力な二つに絞ってからこのスプレッドを使う方が効果的です。

仕事を鑑定する際のポイント

レイアウトした瞬間の印象で正位置が多いほうがスムーズに事が運びます。結果のよしあしとは別に、途中経過に難点がある場合それがどのようなものなのかを伝えることで相談者の仕事上の負担を減らす事ができるかもしれません。

小アルカナも使用しているならば、ペンタクルスが多いと実務的で堅実でしょう。ワンドが多ければやる気ややりがいを感じられますが、どちらも逆位置ならばお勧めできません。

恋愛を鑑定する際のポイント

内容的に、教皇や正義など「お堅い」カードよりも、女帝や恋人などの出ている選択肢の方がよさそうです。小アルカナ使用の場合はカップが多い方が恋愛には適しています。注意点としてはこれらが出ていても逆位置が多い場合はトラブルの可能性があげられます。

また、「お堅い」カードが「お堅い」出方の場合は、ムードはないけれど人として信頼関係がある事を意味します。そのよしあしの判断は相談者によりけりです。

相手の気持ちを見る際のポイント

このスプレッドが二者択一であることにまずは注意です。相談者がAとBの選択肢で悩んでいると言いつつ、こと恋愛問題においてはすでにどちらかに傾いているパターンが実際は多くあります

選択の内容が人物であれ、別れる・別れないなどの行動であれ、まずは起点となっている「今・現状」のカードをよく見て相談者の気持ちを聞いてみましょう。そうすればおのずと相手の気持ちも見えてきます。

どちらも悪いカードの場合

どちらも悪い場合はそもそも「今は選択する時ではない」可能性が高いです。その選択をすぐにする必要がないなら保留とする事をお勧めしましょう。どうしてもどちらかを選ばなければならないとすれば、両者をよく読み、結果・途中経過の少しでも良い方を推すか、AでもBでもない別の方法はないのか改めて確認してもいいと思います。

いずれにせよ問題設定自体が間違っている可能性があると相談者に最初に伝えましょう。

タロット占いの代表的なスプレッド5選

タロット占いでよく使われる、代表的なスプレッドを5種類紹介します。二つの選択肢を比較する「二者択一」、汎用性の高い万能型「ヘキサグラム」、おみくじ感覚で親しみやすい「ワンオラクル」、複雑な問題に強い「ケルト十字」、簡素ながら情報量の多い「ギリシャ十字」。それぞれのスプレッドには特徴があり、どのような内容を占うのに適しているかが異なります。