田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
挨星法と金函玉鏡・開運吉方位の自動計算(引っ越し・旅行用)


mondメンバーシップの上位プラン「悩みも身体もスッキリ会+方位術」(月3,980円)の会員のみなさま向け、吉方位の自動計算ツールです。引っ越し(月単位の吉方位)と、旅行(日単位の吉方位および出発時刻)を自動計算し、方位ごとの吉凶を判定します。
※当ツールの合言葉は他のツールと異なり、定期的に更新いたします。
最新の合言葉はこちらのリンクからご確認ください。
このツールは、mondメンバーシップの上位プラン「悩みも身体もスッキリ会+方位術」(月3,980円)の会員さま専用です。通常プラン「悩みも身体もスッキリ会」(月1,280円)ではご利用いただけません。
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吉方位の使い方(出発時間、乗り物の種類と有無、乗り継ぎ、海外、磁北と真北、その他)で気になることがあれば、mondで気楽にご質問ください。メンバーシップ限定回答でお答えいたします。なお、伝統的な中国の方位盤は盤の下が北となりますが、本ツールでは利便性を考慮して上を北、下を南としています。
吉方位の自動計算ツールでできること
吉方位コンパスは、東洋の方位術を使って「いつ、どの方角へ動くとよいか」を自動で割り出す自動計算ツールです。引っ越しと旅行では影響の大きさ・長さが違うため、使う占術を分けています。
引っ越しには挨星法(あいせいほう)という方位術の月盤を、旅行には金函玉鏡(きんかんぎょくきょう)という方位術の日盤を使います。どちらも盤面はツールが自動計算するので、緑色で示される吉方位を読むだけです。また、直近の吉方位をカレンダーとしてまとめて表示します。
使っていると、身体からストレスが抜け、自然と幸せが入り込んでくる余地が生まれます。毎日の散歩に、旅行に、引っ越しにとご利用ください。ただし、開運を求めて毎日のようにガツガツに動いたり、方位にがんじがらめになって、家から出られなくなったら逆効果です。心の隙間を作りましょう。ほどほど、が大切です。
引っ越しは挨星法(月盤)で見る
挨星法は、九星の盤を天盤と地盤の二層に重ね、方位ごとに易の六十四卦を導いて吉凶を読むという方位術です。大まかな方位の吉凶だけでなく、六十四卦のきめ細かな象意で「その方角へ動くと何が起こりやすいか」を読めるのが特長です。
引っ越しや転居は作用が大きく、効果も長く続く「大事」(おおごと)なので、挨星法の月盤で判断します。盤面には方位ごとの卦と象意、五黄殺・暗剣殺・月破などの凶方位が表示され、その下の吉方位カレンダーには、凶方位や特殊な作盤になる月を除いた「確実性の高い吉方位」だけが向こう1年分並びます。

挨星法とはどんな方位術なのか
挨星法という方位術は、少し不思議な歴史を持っています。まず何より、中国語圏で「挨星」といえば玄空飛星派の風水用語で、九星(紫白星)を盤の上に順に飛ばしていく操作を指します。手元にある台湾・香港の奇門遁甲書5冊をAIで全文検索してみたところ、「挨星」の語は一度も出てきませんでした。中国では、挨星とは風水のことばであって、奇門遁甲の要素とは認識されていません。
ところが、この術を日本に紹介した内藤文穏氏は、著書『秘伝・元空占術』で、挨星法や元空法を「奇門遁甲から生まれた奥義」と説明しています。ここからさまざまな流派や物語が生まれることになります。
内藤氏の遍歴を本人の記述で追うと、中村文聡氏に気学を約十年学び、その内容に疑問を持ち、台湾の張耀文氏(当時来日していた)に「気学のもとは奇門遁甲」と教えられ、約十年学んだものの、方位については納得できず、中国堪輿学会や九六居派など、台湾の諸派を訪ね歩いたとあります。堪輿とは風水のことですし、元空(玄空)や三元・三合という区分けも風水側の語彙です。本人は奇門遁甲の奥義と呼びながら、使うことばにも、訪ねた先にも風水があったのです。
いっぽう透派の佐藤六龍氏(張耀文氏の著作を数多く日本で翻訳出版しています)は自著の『気学挨星法奥儀』で、まったく別の説明をしています。天盤を使う挨星法は日本の気学に元々あった方法で、気学の祖・園田真次郎が天盤を高弟だけに口伝し、一般には地盤だけを教えたために絶えたのだ、と。面白いのは、内藤・佐藤の両氏が、張耀文氏という同じ人物につながっていることです。
占術家の北斗柄先生の研究では、遁甲挨星法は、透派奇門遁甲を受け継いだ内藤氏がそれに飽き足らず、奇門遁甲や風水を探求した末に創り出した術だと位置づけられています。内藤氏自身は「初めて一般に公開した」と書くだけで、「自分が作った」とは書いていません。この温度差も、そのまま受け取っておきたいところです。
実際に挨星法の技法の中身を見ると、器は日本の九星術、天盤と地盤を飛泊させる中核部分の操作と「挨星」の名は玄空風水、局数や暦の例外規則(このツールで使う月盤には出てこず、時盤の遁甲挨星で使われるものです)は奇門遁甲という、三層構造になっています。ですから「挨星法は内藤氏が台湾で学んだ奇門遁甲や風水と、九星術との掛け合わせ」という見立ては、構造の面ではよく合います。ただ、それを誰がいつ組み上げたのかは、確定的な資料がありません。内藤氏の創出か、佐藤氏の言う通り古くからあった術の再発見か。作盤方式にも流派差があり、高島正龍氏の方式は、天盤の配り方が内藤氏と異なると伝えられています。
確かなのは、挨星という名前が風水の世界から旅をしてきたらしいこと、そしてこの術が日本の九星の盤の上で完成した形を持っていることです。私(あらいちゅー)は若い頃に内藤文穏氏の私家本『三元奇門遁甲秘伝』で挨星法と出会い、月盤を移転に使用して効果を感じてきました。そこで、今回はツールとして皆様に手軽に使っていただけるよう、公開した次第です。
なお、挨星法にも年盤・日盤・時盤があるのですが、時盤は流派差や計算方法のオプションが多岐にわたり、また自分自身でも使用して効果を実感していませんので、今回は月盤のみの自動計算にとどめました。このあたりをご理解いただき、移転の際に参考としてご利用いただければ幸いです。
旅行は金函玉鏡(日盤)で見る
金函玉鏡は、日の干支から八門・九星・十二神を方位盤に配置する、日盤のみの奇門遁甲です。諸葛孔明ゆかりと伝えられる(おそらくは後世の仮託)古典に基づく術で、年盤や月盤を使わず、日盤ひとつで判断できる手軽さと、方位だけでなく出発時刻の吉凶(黄道・黒道、天乙貴人、五不遇時、截路空亡)まで選べるのが強みです。
日帰りから数泊程度の旅行や方位取りに向いています。ツールでは八門と九星の組み合わせで各方位を◎○△×で判定し、時間帯別の出発時刻表と向こう30日分の旅行吉方位カレンダーを表示します。判定の優先順位は八門が第一で、八門が凶門の方位では、他の要素がよくても使えません。

金函玉鏡の由来と中国・日本での使われかた
金函玉鏡は、日常の吉方位を見るために作られた術ではありません。原典がまず想定しているのは戦争です。
台湾の武陵出版から出ている張崇俊編著『奇門遁甲 金函玉鏡眞詮』(1988年)の序文は、この術の出自をこう語ります。上古の聖王・軒轅氏が蚩尤を破れずにいたとき、斎戒して九天玄女に感応し、六丁玉女を駆役する術を授かった。それが一編の秘書にまとめられて伝わり、諸葛孔明が龍門山の岩窟でこれを手に入れた——。もちろん伝説ですが、この術が自分自身をどういうものだと考えているかはよくわかります。漢末の群雄割拠のなかで、曹操父子も孫権も周瑜も兵法家を招いたのに、孔明だけが呉と魏のあいだを縦横に動いて勝ち続けたのはなぜか。その答えがこの一書だ、というわけです。
そして序文は、孔明の言葉としてこう引きます。この書は、戦が起きた日には行軍のために用い、平時には日々の事の選定と出行のために用いる、無くてはならないものだ、と。第一の用途が軍事、第二の用途が日常の択日(物事をなすのに良い日を決める)+旅立ちという優先順位が書かれています。
術自体の作りも、それを裏づけています。金函玉鏡は術者に計算をさせません(計算が必要ないわけではなく、あらかじめ全てのパターンを計算しておくことが可能)。陽遁・陰遁それぞれ六十日分、一日十二時辰の盤をあらかじめ全部書き出したものが、中国語圏では書物となっています。日付から引くだけで盤が出る、いわば早見表の本です。天文の知識も算術も要らないこの設計は、陣中で参謀が広げて使うことを考えれば理にかなっています。
面白いのは、方位の吉凶とあわせて道中で出会うはずのしるしが書かれていることです。太乙の方位なら黒い衣の人に出会う。青龍なら道で医者か酒好きに会う。太陰なら六、七里行ったところで羊を引く子どもを見る。天乙なら三十里で五、六色の衣を着た婦人に出会い、赤ん坊を抱いていれば万事吉——。方位を取ったあと、その選択が働いているかどうかを、道中の出来事で確かめる仕掛けになっています。
この術を日本で再発見(?)したのが、『現代方位術大全』などで著名な占術家の林巨征先生で、その存在と利用法を学研のエルブックス・シリーズで発表し、日本的な方位術として広めました。私(あらいちゅー)も実践を通じてその効果を体感・検証しています。また、移動する人間の生年月日などが必要ないことが、占いの現場では大変実践的です。そして効果がマイルドで、そのぶん副反応も少ないという印象です。日常の移動や旅行でお試しいただければ幸いです。
流派による異説とカスタマイズ機能
方位術には流派ごとの異説があります。このツールでは、今までの研究と、AIによる古典資料の走査で確認できた主要な異説を、オプションとして選べるようにしてあります。挨星法(引っ越しタブ)の「流派オプション」を開くと、次の項目を切り替えられます。
- 天盤の飛泊……例外規定つき順飛泊(既定)のほか、例外規定を使わず常に順飛泊とする説、陽遁期は逆・陰遁期は順に回す説を選べます。
- 五黄の卦……五黄土星には対応する八卦がないため、流派で扱いが分かれます。回座した宮の先天八卦をあてる説(既定)、陽遁は巽・陰遁は乾の卦を借りる寄宮法、卦を立てず判断不可とする説の3通りです。
- 方位の区分……東西南北を30度・四隅を60度に取る説(既定)と、八方位を45度ずつ均等に取る説をスイッチで切り替えられます。
また、冬至・夏至の前後は「換局期」といって、陰遁と陽遁の切り替え方の違いにより、流派間で盤そのものが変わる期間です。この期間はツールが自動で注意アラートを表示します。大事な移動の際は、換局期を避けるのが安全だと思われます。
デフォルトはあらいちゅーのおすすめ設定
初期状態の設定は、あらいちゅーが実際に方位術として使った経験則を踏まえたうえで採用している、標準の方式です。特にこだわりがなければ、設定は変えずにそのままお使いください。なお、吉方位カレンダーはオプションをどう切り替えても常におすすめ設定で計算されるので、迷ったらカレンダーに出ている◎と○の方位・日程を使ってみてください。
よくある質問
方位術に関する、よくある質問です。方位術関係はなぜか流派間対立が激しく、揉めまくるので、そういったご質問にはお答えできません。ご自身の作盤やソフトと盤が異なる場合は、まず当ツールの作盤オプションや現在の設定をご確認ください。
引っ越しと旅行で使う占いが違うのはなぜですか?
作用の大きさと続く期間が違うため、それぞれに適した技法を使い分けているからです。引っ越しや転居は影響が大きく効果も長く続くとされるので、挨星法(あいせいほう)という方位術の月盤で判断します。九星の盤を天盤・地盤の二層に重ね、方位ごとに易の六十四卦を導いて吉凶と象意を読む方法です。
一方、日帰りから数泊程度の旅行や方位取りは、金函玉鏡(きんかんぎょくきょう)という日盤だけの奇門遁甲で見ます。日の干支から八門・九星・十二神を配置し、方位の吉凶を◎○△×で判定します。
吉方位コンパスは誰でも無料で使えますか?
ツール本体の利用には、上位プラン「悩みも身体もスッキリ会+方位術」(月3,980円)の会員向け合言葉が必要です。ただしページ内の解説記事はどなたでも読めますので、挨星法や金函玉鏡がどのような方位術なのかを知りたい方は、そのままご覧いただけます。
合言葉を入力すると、引っ越し用の月盤と旅行用の日盤の自動作成、五黄殺・暗剣殺などの凶方位表示、出発時刻の吉凶判定、向こう1年および30日分の吉方位カレンダーといった機能が使えるようになります。
流派オプションはどれを選べばいいですか?
特にこだわりがなければ、初期設定のままで大丈夫です。方位術には流派ごとの異説があるため、このツールでは天盤の飛泊(盤の回し方)、五黄の卦の立て方、方位の区分(東西南北30度・四隅60度か、八方位45度均等か)という主要な異説を切り替えられるようにしています。初期設定は、あらいちゅーが実際に方位術として使ってきた経験則を踏まえて採用した標準の方式です。学んでいる流派の方式が別にある方は、オプションで変更してお使いください。
方位の区分は30度・60度と45度均等のどちらが正しいのですか?
流派が分かれるところで、どちらかが正しいというものではありません。内藤文穏氏は『秘伝 元空占術』で、八方位を45度ずつ取る流派と、東西南北を30度・四隅を60度に取る流派の両方があるとしたうえで、実際の使用では経験上、後者でよいと述べています。このツールもそれに従い、引っ越しの挨星法は四正30度・四隅60度を既定とし、オプションで均等45度に切り替えられるようにしました。旅行の金函玉鏡は八門と九星を八卦の宮に配る術なので均等45度で固定しています(外周の十二神だけは十二支の30度刻みです)。なお内藤氏は、方位のへりのあたりは45度の区分と混ざるので注意が要るとも書き添えています。境目に当たる方角は避けておくのが無難です。
冬至や夏至の近くに引っ越ししても大丈夫ですか?
大事な移動は、できるだけ避けるのがよいです。冬至・夏至の前後は換局期と呼ばれ、陰遁と陽遁(盤の巡り方)の切り替え方の違いにより、流派間で盤そのものが変わってしまう期間にあたります。つまり、どの流派の判断に従えばよいのか確かめにくい時期ということです。ツールはこの期間になると自動で注意アラートを表示しますので、表示が出たときは日程を前後にずらせないか検討してみることをおすすめします。
吉方位カレンダーとツールの盤で結果が食い違うことはありますか?
あります。カレンダーは流派オプションをどう切り替えても、常に既定のおすすめ設定で計算される仕組みだからです。さらにカレンダーには、凶方位や特殊な作盤になる月をあらかじめ除いた、確実性の高い吉方位だけを載せています。そのため、オプションを変更した盤では、カレンダーに載っていない方位が吉と出ることもあります。迷ったときは、条件を厳しく絞り込んだカレンダーの方を目安にしていただくのが手堅い使い方です。
方位術だけを頼りに大事なことを決めてもいいですか?
おすすめしません。方位術は開運の補助となる伝統的な技法であり、結果を保証するものではないからです。健康・法律・お金などに関わる重要な判断は、必ずそれぞれの専門家にもご相談ください。
また、方位にこだわりすぎると、かえって大切なチャンスを逃したり、方位術に心を取り込まれてしまったりするおそれもあります。日常生活のアシストや、旅行・引っ越しの参考として、程よい距離感で活用していただくのが筋の良い使い方です。
主な出典・参考文献
日本の書籍
- 内藤文穏『秘伝 元空占術』(復刻版・東洋書院)
- 内藤文穏『三元奇門遁甲秘伝』(私家版)……著者による私家版。挨星法の記述を含む
- 佐藤六龍『気学挨星法奥儀』(香草社・1971年)
- 高島正龍『応用気学 八陣の秘法』『高島正龍選集』(東洋書院ほか)
- 林巨征『現代方位術大全』『金函玉鏡大全』『決定版「金函玉鏡」方位術奥義』(説話社ほか)
- 張耀文口述・佐藤六龍編訳『奇門大法心得』(香草社)
- 山道帰一『玄空飛星派風水大全』(太玄社・2017年)……玄空飛星派の風水書。「挨星」という語の中国語圏での用法の確認に使用
中国語圏の書籍
- 張崇俊編著『奇門遁甲 金函玉鏡眞詮』(武陵出版社・台湾・1988年)……金函玉鏡の中国語原典。陰陽の佈図一二〇局を収録
- 李科儒編著『奇門遁甲 選時占驗』(武陵出版・台湾)……奇門遁甲万年暦・陰陽遁一〇八〇局付
- 秦瑞生『時盤奇門預測學』(台湾)……時盤奇門の理論と実占
- 劉廣斌『實用奇門預測學』上下(皇冠出版社・香港)……劉氏に伝わる奇門の実用書
方位術は開運の補助となる伝統的な技法です。健康・法律・お金などの重要な判断は、必ず専門家にもご相談ください。また、方位術に拘泥しすぎると、逆に大切なチャンスを逃したり、方位術に心を取り込まれてしまう可能性があります。あくまで、日常生活のアシストや、旅行や引っ越しの際の参考としてご利用ください。
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