
「期間を指定して天体の位置を書き出せないか」というご相談をいただき、占星暦(エフェメリス)ダウンロードを公開しました。年を指定するだけで、その期間の天体位置の一覧をJSONファイルとして受け取れます。無料・登録不要です。
何ができるのか
開始年と終了年を入れて「占星暦をつくる」を押すだけです。1800年から2099年まで、一度に5年分まで書き出せます。生成した内容は画面の先頭10日分で確認でき、そのままJSONとしてダウンロードできます。
出生データの入力は要りません。誰か個人のチャートではなく、その期間に天体がどこにいたか(いるか)の一覧だからです。
ダウンロードできるもの
- 18の天体・感受点の日毎の黄経 太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星/ドラゴンヘッド(北交点)・ドラゴンテイル(南交点)/リリス(平均黒月)/ケレス・パラス・ジュノー・ベスタ・カイロン。度数は小数第2位まで
- 月は0時と12時の2点 月は1日で11.8〜15.3度も動くため、1日1回では足りません
- 逆行の期間 どの天体がいつからいつまで逆行するか。2026年の場合は17期間ありました
- 星座の移動(イングレス)の日時 分単位まで計算済み。2026年で225件です
- 日毎のラヒリ・アヤナムシャ インド占星術で使うサイデリアル黄経に変換できます
逆行と星座の移動をあらかじめ計算して入れてあるのがポイントです。日毎の数値だけを渡すと、AIが自分で境界を探そうとして日付を取り違えることがあります。答えを先に持たせておけば、そこで間違えません。
基準は日本標準時(JST)の0時です
収録している値は、すべて日本標準時の0時における位置です(月のみ0時と12時)。
海外で使われている占星暦の多くは世界時(UT)の0時が基準で、同じ日付でも月で最大5.7度、太陽で約0.4度ずれます。9時間分の動きがそのまま差になるためです。他の資料と見比べて数字が合わないときは、まず基準時刻をご確認ください。JSONの中にも "epoch": "0h JST (UTC+9)" と明記しています。
ホロスコープと一緒に渡せるのが、いちばんの利点です
この占星暦は、西洋占星術・インド占星術・四柱推命の統合ホロスコープ作成ツールとまったく同じ天文計算エンジンで計算しています。計算式も小惑星の軌道表も共有していて、片方を更新すればもう片方にも反映される作りにしました。
そのため、出生図のJSONと占星暦のJSONを両方AIに添付すると、同じ精度・同じ基準で計算された2つのデータを突き合わせて読ませられます。別々のサイトで取った数値を混ぜると、基準時刻やアヤナムシャの違いから位置が食い違い、AIが誤った時期を答えることがあります。同じエンジンから出した2つなら、その心配がありません。
たとえば、こんな聞き方ができます。
- 「出生図と2026年の占星暦を渡します。土星が私の太陽に重なる時期はいつですか」
- 「木星が私の第10ハウスを通過するのはいつからいつまでですか」
- 「来年の水星逆行の期間に、私のチャートで気をつける分野を教えてください」
- 「星座の移動の一覧から、私にとって節目になりそうな日を挙げてください」
精度とファイルサイズ
天文計算にはJPLの惑星暦(DE441)に準拠したAstronomy Engineを使っています。主要10天体はJPL Horizonsとの突き合わせで最大0.32分角、小惑星で0.45分角の一致を実測で確認しました。1800年から2099年まで同じ精度です。
ファイルサイズは1年分でおよそ72KB、5年分でおよそ346KB。生成AIにそのまま読ませられる大きさです。計算はすべてブラウザの中で完結し、入力した年がサーバーへ送られることはありません。
なお、ASC(上昇宮)・MC・バーテックス・パート・オブ・フォーチュンは収録していません。これらは出生地の緯度経度がないと値が決まらない感受点で、暦という形には載せられないためです。個人のチャートが必要な場合は統合ホロスコープ作成ツールをお使いください。


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