占いをよく知ってるのに鑑定が全然当たらない占い師問題について

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

少々遅くなりましたが、新年(立春)明けましておめでとうございます。
今年は占い自体に関する記事もコツコツ書いていこうと思います。浅学非才ですので、自分の勉強がてらですが…!

新年快楽

占いが当たらない占いの先生について

新年一発目から景気の悪い話題ですが、占いにはメチャクチャ詳しいのに、鑑定が当たらない人。いますよね。
小生なんかは詳しくない上に当たらないので開き直っちゃうのですが、それはおおむね「シンボルを読み取る能力」のなさに由来していると思います。

占いのシンボルを読み取るとは?

古今の占いはほとんどが、カードなり棒なり数字なりを使って、何らかのシンボルを得るものです(勝手ながら、話を単純化させるためにバッサリいきます)。
月は女性、太陽は男性、そんな「ナニナニはナニナニを表す」的なやつですね。
東洋占術では、シンボルではなく「象」と言ったりします。

占いの結果得られたシンボルが、時間や外部環境の影響で、いつ、どう変化していくかを推測するのが占いの「理論」です。
つまるところ、「シンボル」「変化」「理論」「演繹」することで、シンボルが表すものの「将来像」がわかるというわけです。

ということはです。占いの結果得られたシンボルが、現実社会の何と関連付けられるのかがわからないと、当たる当たらない以前に、占いができないわけです。
月は女性、太陽は男性、といったふうに、シンボルの意味が単純明快で、かつ種類が少なければよいのですが、世の中には性転換した人がいたり、そもそも性別のない法人(会社)なんてものがあったりします。
対象も一人とはかぎりませんし、物や天候、季節、国家だったりするかもしれません。

そんなわけで、このナニナニはこのシンボルと対応しているんだなあ、という経験の蓄積が、鑑定をしていく上で、どうしても必要になるわけです。
「占い師は社会経験が大事」と言われるのは、そのためです。
占いをよく知ってるのに鑑定が全然当たらない人は、だいたいこれに問題があると思います。

ここをカバーするためには、社会経験を積むほかに、占例集を読み込むとか、もしくは周易などでシンボル解釈に重きを置いた勉強するとか、そういった努力が必要になってきます。
個人的には、全ての占いに精通している先生より、自分の知りたいジャンルに特化した占い師で、一つの占術に精通した人に、見て貰うのが良いかなあと思います。
とはいえ全ての占いに精通している上に、象を取るのが抜群にうまい人も実際にいたりしますから、見極めが難しいのですが…!

2016年、丙申歳。皆様に良い出会いがありますように!

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