紫微斗数の流派ごとに四化星の配置が違う?

著者・田中(あらいちゅー)の自画像田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師田中(あらいちゅー) @araichuu Twitter

紫微斗数の四化星の配置のバリエーション

占い掲示板に「紫微斗数のアプリで命盤を出したのですが、いつも自分の使っているものと四化星の配置が違っています」というご質問をいただきました。

これは流派ごとに四化星の配置法が違うためです。私の使っている「命卜算命」には香港で知られている代表的な4流派の配置法が収録されており、切り替えたりカスタマイズしたりすることができます。

中州派の四化配置

こちらは香港を代表する(マジョリティという意味ではありません)中州派の四化配置です。

占験派の四化配置

続いて台湾(というかおそらく中華圏全体)の最大流派、占験派。

星化派の四化配

こちらは星化派。

道家派の四化配置

そして道家派の四化配置です。また、一番右の「自定」をタップすると自分で設定する画面になります。

流派の相違について詳しく知りたい人は…

さまざまな流派がある紫微斗数ですが、その違いについて論じている和書はほとんどありません。四化星の配置の異説についても、ページを割いて検討しているのは村野大衡先生くらいではないかと思います。

この本は村野先生が師事している蔡上機老師の上機派を中心に、台湾の紫微斗数を紹介する内容です。読んでみると、四化の配置についても上機派の理論が筋が通っているように思えます。とはいえ紫微斗数はそれぞれの流派がそれぞれのやり方を元に理論体系を蓄積してきたものなので、まずはご自身の流派のやりかたをしっかり学んで、そこから応用として上機派のやり方を学ばれるのが良いと思います。ちなみに蔡上機老師は大層な男前です(写真は公式Facebookページから引用しました)。

蔡上機老師

そして、この本は名著と言ってよい内容なのですが、アマゾンでの評価が低いのが本当に不思議です。半信半疑の方はご自身でまず立ち読みしてみてください。原書房や鴨書店にはあるはずです!

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