女性タロット占い師が初心者におすすめするタロットカード6種類

女性タロット占い師がおすすめするタロットカード

これからタロット占いをはじめる人や、ようやく自分で占えるようになった初心者~中級者のみなさんは、「どのタロットカードが自分に合っているんだろう」と悩んでおられませんか?

そこで、タロット占いのコーナー担当の高遠明日香先生に、おすすめのタロットカード6種類を紹介してもらいました。まだお持ちでないものや、絵柄に惹かれるものがあれば、ぜひ試してみてください。

タロット占いの風景

なお、タロットカードのセット(ひと揃い)のことを、デッキもしくはデックと呼びます。タロットカードとある場合は「カード一枚だけ、もしくはカードひと揃い」と両方の意味がありますが、デックとあれば「一揃い」のこととなります。あわせて覚えていただければ幸いです。

タロットカードの偽物に注意!

フリマサイトや中国の越境ECアプリなどで、偽物のタロットカードが多数出品されています。購入される際は必ず正規品をお買い求めくださいね。偽物は作りが荒いため手技がスムーズに行えず、結果として的中しない恐れがあります。

タロットカードの偽物(海賊版)とその見分け方
タロットカードの偽物がネット通販やフリマアプリで出回っています。その簡単な見分け方と、本物をきちんと扱っている老舗の専門書店をお教えします。ちなみにこれらのコピー品、中国のECサイトで数百円にて売られているのです…。

ライダータロット スタンダート

ライダーウェイトタロット

ライダータロット スタンダートは、線と色調がはっきりしているので細部まで観察しやすく、勉強に最適です。大きさは手が小さい女性だと大きすぎると感じるかもしれませんが、絵が見やすいです。

フルデッキで占うにはカードがかなりかさばり、扱いにくいかもしれません。また鑑定のためのスペースも、10枚ぐらいカードを使うレイアウトだと結構な広さが必要になります。そのため、実占では大アルカナのみを扱うのがシンプルでおすすめです(それでも喫茶店などの小さいテーブルでは狭いかもしれません)。反面、大アルカナの22枚のみで一枚引きをする際など、カジュアルに占いたいときはとても使いやすいです。

タロット占いの初心者に最適なスタンダートタイプ

最初に書いた通り、一枚一枚をよく観察しながら少しずつ扱い方を覚えていくスタイルの勉強に最適なタロットカードです。タロット占いの初心者におすすめです。

ライダーウエイト系のタロットには色々と種類がありますが、独自のアレンジが入っているものよりもスタンダートなので、初心者の方が教材として使うのに向いているでしょう。ただし、ウェイト版自体の性格が少々きついので、自分との相性を実際に触れて・鑑定して確かめてみるのが良いと思います。

背面の模様とカードの品質

背面の色は青いチェックの格子模様となっており、これは好みがわかれるようです。雰囲気を重視するなら勉強用と割り切り、実占用には別のデッキを用意した方がいいでしょう。旧来のものは上品な色合いなのですが、今後このタイプは数が少なくなるそうです。

タロットカード自体の材質はしっかりしているので、大切に扱えば長持ちします。それでも持ち歩く際は箱に入れましょう。カードはしっかりしているのですが、なぜか箱が傷みやすいので、箱ごときちんとポーチに入れるのがおすすめです。

ゴールデン・ビスコンティ・タロット

ゴールデン・ビスコンティ・タロット

ゴールデン・ビスコンティ・タロットのハードボックス版、大アルカナです。これは実用というより、むしろ鑑賞用コレクターズアイテムという感じです。ルネサンス期前期の絵画をカードにした古典タイプなので、よくあるウェイト版とは解釈が合いません。そのため実占で使うとなると、古典系のタロットの知識がないと難しいでしょう。

豪華絢爛なコレクターアイテムだが教材に向く

カードが大きく扱いが大変な点も鑑賞用と書いた理由の一つです。しかし、背景が金色でキラキラしていてとても美しく、大きくて絵が見やすいので、古典系タロット占いの教材としてもいいと思います。昔の貴族のように、「絵解き」を楽しむ感覚で、絵画として味わうといいかもしれません。

鑑定の際に「映える」美しい模様と絵柄のタロットカード

マルセイユ系やウェイト系のタロットと見比べてその変化を見てみるのも一興です。占い師だけではなく、美術や西洋の歴史に関心を寄せる方々にも手に取っていただきたいタロットカードです。西洋の文化や思想をよりストレートに表現しているので、歴史の観点から眺めても面白そうです。

あえて実占で使うなら、展開のために広いスペースが必須です。カードが豪華なので、レイアウトすると大変よい雰囲気が出るでしょう。その場合はクロスにもこだわってみたいですね。使いこなせる人は少ない、むしろあまり扱っている人がいない印象なのでしっかり知識を持って扱えば色々な意味で「映える」と思います。

カードと箱の品質について

ハードボックス版でしっかりした作りになってますが、とても大きいので、そもそも持ち運びには向きません。カードの輝きが魅力の一つなので、傷めたくないですよね。ここぞという時以外は、部屋で大事に保管しておきたい一品です。

ユニバーサルウェイト・ポケットタロット

ユニバーサルウェイト・ポケットタロット

ユニバーサルウェイト・ポケットタロット、すっごく使いやすいです。ウェイト版を実占で使うならこれが一番いいと思います。まさにベストパートナーです!ウェイト愛好者なら絶対に満足できるでしょう。

大アルカナから少アルカナへのステップアップに

小さすぎず、大きすぎない大きさは、教材よりも実占に向きます。手の小さい女性でも、もて余さずに使えます。また多少狭いスペースでも、問題なくレイアウト可能でしょう。薄めで手ごろな大きさなので、大アルカナ・小アルカナをあわせた78枚フルデッキでの実占にも向くと思います。

色調はスタンダートなタイプよりも優しい色合いで、柔らかい印象を受けます。なので、ウェイト版を使ってみたいけど、雰囲気がきつくて相性が悪そうで…と感じる方でも大丈夫だと思います。具体的には、色鉛筆で塗ったような絵です。カード自体の紙は少し薄いですが、品質が悪いわけではないので、大事に扱えば長く使えます。一つ一つの動作を丁寧にすることを心がけて扱いましょう。

切れ味鋭いウェイト版だがタロットカードの絵柄は優しい

普段鑑定には大アルカナしか使ってない人も、これでフルデッキデビューしてみてはいかがでしょうか。絵柄は優しいのですが、ウェイト版には違いないので、キレの良さはそのままです。ウェイト初心者さんが実占デビューする際に、とても心強いパートナーになるのでしょう!

私もこのタロットカードを5年近く使っていますが、そんなにくたびれた感じはなく、むしろ使えば使うだけ手になじみ、感覚や波長が合ってくるように感じます。長く使える一番の理由は丈夫な箱です。この箱はとても頑丈にできているので、持ち運びに最適なのです。カードを出すにも箱のフタをとるだけで出すのもしまうのも楽で、本当に使いやすいです。大事に使って、仲良くしたい一品ですね。

タロット・オブ・ザ・ニュービジョン

タロット・オブ・ザ・ニュービジョン

タロット・オブ・ザ・ニュービジョン。このタロットカードは「変わりダネ」の一言につきます。スタンダートタイプのライダーウェイト版を「視点を変えて裏側から描いた」というコンセプトで、その絵柄は意外性と遊び心にあふれています。

解釈は難しいと言えます。ウェイト版でありながらウェイト版ではない、と認識しながら扱わないといけません。ウェイト版で学んだ概念の大部分は使えないので、実占でこれを使うつもりなら、勉強したことを一度忘れてしまいましょう。

使いこなせたら世界が変わるタロットカード

なぜ忘れる必要があるかというと、視点が変わり、絵柄が変わったことにより、アルカナの意味を読み解くだけでは正しくリーディングできないからです。つまり、このタロットならではの解釈や意味を自分で見出していく必要があるのです。

そのため、ウェイト版にとらわれない方、オリジナルなタロットが好きな方に向いています。独自の解釈を試せるますし、同じカードを使っている人も少ないので、既存のスタイルにとらわれない、個性のある実占展開ができるでしょう。

逆にウェイト版が好きな方や、まだ勉強中の初心者さんには不向きなタロットカードです。それはウェイト版で学んだ「絵の続きや背景を想像補完する」解釈が使えないからです。ウェイト版で学んでいる初心者さんは、このカードに手を出す前に、きちんと基礎を身に付けた方がいいと思います。そういう意味では玄人向けと言えます。

ただし、コレクションとしては見ていて楽しいものなので、似たコンセプトの「アフタータロット」や「ビフォータロット」と合わせて収集するのも一興でしょう。

ボイジャータロット日本語版

ボイジャータロット 日本語版

ボイジャータロット。名前に「タロット」と入ってますが、一般的なタロットカードとは全く別物と考えた方が良いでしょう。見慣れた絵柄とは似ても似つかない、独特な画面を持っています。予備知識なしではとても扱えません。スートやアルカナの解釈は独自に作られているので、解説書やワークショップできちんと勉強する必要があります。

アメリカからやってきた新時代のタロットカード

ボイジャータロットは、1980年代に作られた新ジャンルのタロットです。あらゆるものをコラージュして作ったカードで、好みが別れます。興味がある方は、自分であれこれ調べてから購入した方が良いでしょう。

タロットという名前ですが、見た目はオラクルカードに近い印象です。「ボイジャー」の名称は当時のスペースシャトルからつけられていて、そういった新世界・新時代、宇宙的なスピリチュアリティを象徴しているのだと思います。

ジェームズ・ワンレスさんのワークショップ

著者のジェームズ・ワンレスさんは時々来日して講演されていますが、ご高齢のためその機会は減っています。このカードが気に入った方は、そういった機会に直接ワークショップに参加されるとよいでしょう。

またアメリカで作られているカードなので、一枚一枚がとても大きく、日本人(特に女性)には扱いが大変かと思います。最近は小さいサイズの物も発売されているので、手が小さい方はそちらを選んだほうが無難です。

今までの占いやタロットに飽きたと感じる方、オラクルカードっぽいものが好きな方にはおすすめのタロットカードです。逆に、旧来のウェイト版が好きな方には不向きです。

ボイジャータロット 日本語版
株式会社ボイジャータロットジャパン
¥4,583(2021/03/04 22:24時点)

ユニバーサル・タロット・オブ・マルセイユ

 ユニバーサル・タロット・オブ・マルセイユ

最後はユニバーサル・タロット・オブ・マルセイユのご紹介です。どのタロットカードも、占いに使用するものである以上、ある程度の「魔力」を持っていると思います。ウェイト版を「きつい」と感じる人がいるのは、ウェイト版が持つ魔力が鋭く、まっすぐだからでしょう。一方このマルセイユ版は、ある意味ウェイト版よりも強い魔力を持っているようです。そのため占い用タロットというより、魔術寄りのタロットカードなのかと思います。

まさにマジック・アイテム!

絵柄は色調が非常にはっきりしていて、ルネサンス以前のヨーロッパ中世の絵画のようです。人物はあまり男女の違いがなく、不思議な印象です。配色は赤と青がメインなので、ちょっと目に痛いかもしれません。

アルカナの解釈はウェイト以前のものなので、古典系のタロットカードに近いものです。そのあたりの違いをある程度、頭に入れていないと使えません。小アルカナは数札になっているので、リーディングで使うのでしたら、数秘術的な知識が必要になるでしょう。

マルセイユ版タロットカードの持つ「魔力」に注意

扱う上で注意したいのは、マルセイユ版の持つ「魔力」です。感覚が敏感な方だとタロットカードの影響を受けすぎてしまい、うまく使いこなせないかもしれません。またお客さんの側も、鋭い感性がある方なら、その魔力を感じ取ることでしょう。このカードの魔力はそれほどのレベルなのです。それを上手く制することができる方か、または何も感じない方なら、このタロットカードを使いこなせそうです。マジックアイテムとしては申し分ないので、占いの精度は高くなるでしょう。

初心者さんが実占で使うには不向きなカードですが、教材として持つ分にはとても勉強になると思います。先述の通り、カードのクセが強いため、このタロットカードをメインで扱っている占い師さんは、ウェイト版より少ないでしょう。そのため、これを使いこなせれば自分の「売り」になるかもしれません。

タロットカードにはまだまだ種類がある!

以上、高遠明日香先生のおすすめするタロットカードデッキ6選でした。このほかにもいろいろなタロットカードデッキが市販されていますので、ぜひ書店などて探してみてください。

タロット占い師・高遠明日香先生のプロフィール

学生時代より西洋史(政治史、文化史、神秘思想史、宗教史など)を学び、その学問としての視点を実用的に生かし、別方面から研究を深めようと占いの世界に入る。西洋思想の精神を尊重しつつ、独自の考えや手法を取り入れた占いのスタイルを日々研鑚中。

高遠明日香先生のタロット占い入門

「詳しくタロット占いのやり方を勉強してみたい」というかた向けに、高遠明日香先生の監修でタロット占い入門のページを作りました。まずはこちらで勉強されてはいかがでしょうか。

タロット占い入門講座 やり方・始め方・カードの使い方
タロット占いのやり方・始め方を知りたい初心者に向けた、約15分で読める入門講座です。手技や鑑定方法のほか、おすすめのタロットカードや参考書についてもご紹介します。
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