田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
宿命大殺界とは?【2025年対応】
宿命大殺界とは? 調べ方や終わるときの対応は?
宿命大殺界とは、細木数子さん(細木かおりさん)が提唱する六星占術のなかで、幸運を失うと言われている20年間のことです。
しかし、なかには宿命大殺界がない人や、始めよりも終わるときに問題の起こる人がいます。このページでは宿命大殺界についての基礎知識、自動計算の方法、宿命大殺界に該当する際の注意点をお伝えします。
宿命大殺界を無料で自動計算する調べ方
宿命大殺界は四柱推命の大運という理論から出来ており、自力で計算するのは大変です。そこで四柱推命の自動計算サイトを利用して、宿命大殺界を無料で自動計算する調べ方があります。
宿命大殺界はそれほど怖いものではない
宿命大殺界はその語感から「大殺界の効果を20年間継続させたもの」というイメージを持たれていますし、細木数子さんも警戒するべきだと言っていました。
しかし宿命大殺界に、そこまで心配するほどのパワーはありません。これは六星占術の母体のひとつである、四柱推命の理論から考えての結論です。
細木数子さんは四柱推命でいう「大運が日干から見て空亡となる時期」を「宿命大殺界」としています。四柱推命がわからないと意味不明だと思いますが、この「大運」というのは、10年単位の運勢を見るために使う手法である、ということだけ理解していただければ十分です。
六星占術は四柱推命や算命学を改造して出来たものなので、効果も四柱推命に似ていると思われます。
そして、宿命大殺界のもとなっている四柱推命の大運は、年運(毎年回ってくる運勢)に比べて比較的ゆるやかに作用するものなので、宿命大殺界も同様に、ゆるやかに、広範囲に、長期間作用すると考えられます。
宿命大殺界よりも大殺界を重視するべき
四柱推命で毎年の運気を見るためには「年運」というものを鑑定します。この年運と一部共通する理論で導き出されたのか六星占術の運命周期で、一般的に陰影、減退、大殺界などとと言われているものです。
四柱推命では大運はゆるやかで広範囲な効果、年運は切れ味鋭いピンポイントな効果が出ると言われており、あくまで占い師としての私見ではありますが、六星占術でも宿命大殺界より大殺界のほうが具体的な影響が大きく、重視すべきであると考えています。
なので宿命大殺界に該当してもあまり気にせず、「運勢の基礎点が少し下がるやや不利な時期」というくらいに理解してください。
20年間全てがうまくいかない、何をやっても失敗する、ということでは決してありません。自分の運勢がやや弱い期間だと認識することで、むしろ凶を避けられるケースもあるでしょう。
難しい理論の話をまとめると、大殺界=天中殺=四柱推命でいう年運、宿命大殺界=四柱推命の大運、ということになります。
宿命大殺界はたしかに凶なのですが、六星占術やのもとになった四柱推命ではそれほどの破壊的な凶でもありませんから、宿命大殺界だからと一喜一憂する必要はありません。あくまで運命周期と大殺界を中心に鑑定をすることをお勧めします。
宿命大殺界が終わるとき
宿命大殺界はおおむね20年間ですが、全てが同じ運勢というわけではありません。宿命大殺界の始めの5年間を「初起殺界」と呼び、真ん中の10年間を「中起殺界」、そして最後の5年間を「転起殺界」としており、それぞれに影響が違うとされています。
初起殺界・中起殺界・転起殺界
宿命大殺界は残念ながら凶の期間です。凶のエネルギー自体は中起殺界の10年間が一番強いのですが、しかし一番警戒しなくてはならないのは、始めの5年間の初起殺界なのです。
初起殺界は宿命大殺界のエネルギーが立ち上がってくる時期ですから、ここで余計なことをしてしまったり、失敗をしてしまうと、影響が大きく長く広がってしまいます。凶が波に乗ってしまうということです。
そして最後の5年間である転起殺界も、終わりかかった宿命大殺界のエネルギーをまた立ち上げてしまうため、慎重に行動する必要があるのです。
しかし20年間もおとなしく、何もしないで過ごすというわけにはいきませんよね。宿命大殺界を吉の時期に変化させる「陽転」という秘法がありますから、こちらも参考にしてください。
宿命大殺界が晩年に回ってきたら死期になる?
宿命大殺界は20年単位で回ってくるものですから、多くの人が中年期や晩年で遭遇することになります。
しかし御存知の通り、日本の平均寿命は80歳以上あり、晩年に宿命大殺界に遭遇したからといって、イコール死期であるとはなりません。
宿命大殺界と大殺界と重なった場合は注意が必要ですが、それでも健康に気をつける、ケガをしないよう丁寧に暮らす、という程度の対応でよいでしょう。
60代に訪れる宿命大殺界
60代から宿命大殺界がはじまるという方は、やはり健康や家庭運(特に先祖の祭祀や相続についてなど)を気にするべきでしょう。友人がそろそろ減っていく時期かもしれません。
50代に訪れる宿命大殺界
若いうちに訪れる宿命大殺界は「艱難辛苦汝を玉にす」ということわざの通り、自分自身を磨く試練という意味もあります。50代になってくると、今までの人生の総決算的な意味合いが問われてきます。
また、宿命大殺界の終了次点では70代になっていることから、健康問題にも注意が必要だと言えるでしょう。
40代に訪れる宿命大殺界
40代に訪れる宿命大殺界は、健康運もそうなのですが、家庭運や仕事運への影響が大きいものです。しかしサラリーマンや商売人として一番脂の乗っている期間ですから、おとなしく過ごすというわけにはいきません。
宿命大殺界が怖いからと、何もしない人生を送ってしまうと、むしろ先行きが詰まってしまうことでしょう。
ここは若い人の宿命大殺界と同じく「艱難辛苦汝を玉にす」という言葉を胸にして、宿命大殺界を陽転して吉に換える努力が必要ではないでしょうか。
30代に訪れる宿命大殺界
まだまだ苦労が実になる年齢です。それほど恐れることはないと思います。
20代に訪れる宿命大殺界
この年代は苦労することで成長します。20代、30代を「逃げる」ことにしてしまうと、宿命大殺界どころではないダメージを人生に与えます。
逃げるよりも立ち向かうことを考えたほうが良いでしょう。ただし、健康運や身体の健康などには十分に注意してください。
宿命大殺界がない人もいる
宿命大殺界は人生のうちの20年間を占めますが、平均寿命ギリギリに訪れる人や、100歳を超えてから訪れる人がいます。
当たり前ですが、幸せな人生を過ごして、天寿を全うしてから宿命大殺界が来ても何も悪いことは起こりませんから、これは「宿命大殺界がない人」と言えるケースです。
ご自身に宿命大殺界があるのか、それともない人なのかは、自動計算で調べてみてください。
2023年の宿命大殺界?!
宿命大殺界は人生のうちの20年間で、いつ回ってくるかは人それぞれですから、「今年は木星人の人が宿命大殺界です」といったような計算はできません。何年がどうなのかを計算できるのは、大殺界や運命周期となります。
大殺界の計算には運命星と運命周期の計算が必要になります。上記の自動計算ページのほか、六星占術の解説ページを読んで調べてみてください。
宿命大殺界のまとめ
宿命大殺界とは何なのか、何が起こるのか、どう対応すべきかのまとめです。
- 人生のうちに訪れる20年間の凶時期である。
- ゆるやかな作用なのでそれほど心配することはない。
- 毎年の運勢(大殺界)に気をつけるべき。
- 陽転(吉化)の方法はあるので修行の時期だと割り切る。
六星占術と大殺界・宿命大殺界について学ぼう
運命星を使いこなし、大殺界・宿命大殺界を陽転させ、吉運を活かし切るために、六星占術とは何かを学んでみませんか。
六星占術・大殺界・宿命大殺界について
六星占術の仕組み、大殺界・宿命大殺界の意味など、基礎的な学習は「六星占術の仕組み―大殺界・宿命大殺界とは?」からどうぞ。
六星占術における相性と、毎年の相性運の占い方についてはこちらから。
運命星の自動計算での調べ方
天王星人を含む個人の運命星、大殺界や宿命大殺界を自動計算したい方に、その調べ方をまとめておきました。以下の六星占術【宿命大殺界・大殺界】自動計算での調べ方からどうぞ。
各運命星の本質や運命周期ごとの運命
六星占術における各運命星の本質や、運命周期ごとの運命については、以下のページををお読みください。
各運命星の運命と相性
運命周期の意味と解説
宿命大殺界・大殺界の過ごし方と陽転の方法
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