田中(あらいちゅー), 馬主で大家で占い師
占い師の独立開業の方法|集客・開業届・場所選び・法人化・法律を解説


占いを勉強してデビューし、報酬を得れば、その時点であなたは占い師です。では占い師として独立開業し、それで生計を立てていくにはどうすればよいのでしょうか。やみくもに独立してもうまくいきません。ここでは集客・場所・開業形態・法律・MEO対策まで、独立開業の準備を順に解説します。
占いを勉強して、どこかでデビューして、お金をいただけば、すでにあなたは占い師です。しかし、占い師として独立開業してご飯を食べていけるのでしょうか?
占い師としてデビューしたあとは、収入アップや自由な生活を目指して、独立開業を狙いましょう。
しかしながら、やみくもに独立してもうまくはいきません。きちんとした準備が必要です。

名乗っただけ、SNSで自己紹介しただけ、アメブロで記事を書いただけ、YouTubeで三択タロット動画を出しただけ、では仕事は来ません…。
集客の方法を確立する
何度かお話しているように、占い師を目指すのであれば、まず集客の方法を確立する必要があります。
多くの占い師さんは営業を占いの館や電話占い会社に依存しているので、鑑定客を引っ張ってくる力がありません。
そのためリピーターを育て、記事執筆などでメディアでの露出を確保し、SNSでフォロワーを十分に増やしてから独立開業することになります。
副業として独立開業する場合は、本業の稼ぎがあるうちに、これらを達成する必要があるでしょう。
占い師は本名でやったほうが良い?
占いの館で占い師デビューした場合、占い師ネームを商標登録されたり、お店以外ではこの名前を使わないという契約書にサインをさせられることがあります。
これを回避するために、本名で占い師をやる人も一定数います。本名は誰にも取り上げられないからです。
ただし、女性占い師は本名を明かすとストーカー被害などに逢う可能性があります。
鑑定場所を自宅・事務所・オンライン・カフェなどから選ぶ
占い師として独立開業すると決めたら、次は鑑定スタイルを決めましょう。
自宅で鑑定する、鑑定用に事務所を借りる、コワーキングスペースやカフェなどで鑑定を行う、オンライン占い師やメール占い師として一本立ちする、などが代表的です。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、ある程度の都心に住んで、鑑定の際にはカフェを利用するという人が多いようです。
鑑定用に事務所を借りるのは店を出すのと変わりませんから、ターミナル駅近くの家賃の高い場所を借りる必要があります。
このため、店舗や事務所を借りるのは、稼ぎが安定してから手を出したほうが良いでしょう。
ちなみに私は新大久保のカフェと、ビジネスエアポートというコワーキングスペースを利用しています。小規模の兼業占い師なので、このあたりが費用的にも、使い勝手も丁度良いです。
個人・個人事業主・法人のどれを選ぶ?
占い師として開業する際は、個人・個人事業主・法人の3形態からスタイルを選ぶことになります。
多数の方はまず届け出の不要な個人で占い師として開業して、儲かり始めたところで個人事業主の届けを出します。
そして物販や多角化展開をはじめ、売上が立ってきたところで法人成りというパターンが多いと思います。
事業化すると確定申告が大変になりますが、税理士を入れるかどうかのボーダーラインは個人と個人事業主では年商800万以上、法人であれば年商1000万円以上を目安にしてください。
占い師を開業するためのハウツー本
占い師ビジネスをはじめるための本、というのもあります。
少し古いのですが「誰も教えてくれない〈占い師〉の始め方・儲け方」という本がよく出来ています。
占い師の業界自体が基本的には旧態依然としているので、内容はそれほど古くなっていません。
この本では、占い師になるために必要な資質・勉強・開業・経営のプロセスをざっくばらんに解説しています。
即実行に移せる、というほど詳しくはないのですが、この本とネットとを組み合わせれば、占い師の夢に向けて大きく前進できると思います。なかでも接客や税務に関する心得は必読だと思います。
開業するにあたって法律面で気をつけること
占い師と名乗った時点で占い師ですから、開業に際して法律で制約されることは特にありません。
しかし、占い師も営業に関しての法律を守る必要があります。
例えば、ネットでの通信鑑定には特定商取引法(旧訪問販売法)による規制が適用される場合があります。
これは個人でも法人でも同様で、厳格に解釈をすると、ネットで集客して鑑定業を営む占いは概ね適用されると言ってよいでしょう。
同法では広告に関する情報(店主は誰だ、返品のルールはどうだ云々)をホームページに表示する義務があります。
また、顧客に誤解を抱かせるような記述をした場合、行政処分の対象となる可能性があります。開業される際は十分に注意を払ってください。
また2019年に消費税契約法が改正され、霊感商法に強い規制が入りました。
今回の改正では「霊感」という言葉がそのまま条文に盛り込まれるなど、占い師と占い業界が狙い撃ちにされている印象があります。


不安を煽って鑑定に誘導したり、霊感で壺や石を売るのは明確にアウトになったと言って良いでしょう。
これからは占い師にも、鑑定依頼者にも、法律の知識が必要です。

法律相談や税金の計算、医療に関する指導などは、無資格では行なえないものがほとんどです。占い師として相談されることの多い分野ですが、気をつけて開業しましょう。
開業する際にホームページを作る必要はあるか?
現在はSNSとブログだけでも占い師としてマーケティング活動ができますが、メディア進出などを見据えていくのであれば、ホームページの開設は必須です。
その際は構成(使用占術、プロフィール、セールスポイント、顧客のために何ができるか等をきちんと書く)を練って、デザインのクオリティが高く、使いやすいホームページを作る必要があります。
ホームページは占い師の看板であり店構えです。
占い師はお金と相手の個人情報と人生を預かるわけですから、お客さんとしてはうさんくさい場所には飛び込みたくない、というのが本音だろうと思います。
富裕(高客単価な)お客さんほどそうであるのは、間違いないでしょう。
グーグルマップの口コミ対策は必須
自身で店舗を構えたり、カフェなどを使って間借り鑑定をする場合など、リアルスペースで対面鑑定をするのであれば、グーグルマイビジネスというGoogleマップ検索の付属サービスに登録するのがほぼ必須となっています。いわゆるMEOと呼ばれる対策です。
こちらは少し奥が深くなりますので、参考書として「googleマイビジネス 無料でカンタン! 儲かる飲食店に変わるGoogleマイビジネス超集客術」をご紹介しておきます。占い師が読んでもたいへん役に立つ内容です。
なお、開業して電話番号やメールアドレスをネットに載せた途端、MEO対策の業者からセールスが大量に来ますので気をつけてください。
一番多いのは「口コミをかわりに投稿します」「悪い口コミを消します」「評価を上げます」といったもので、これらは全てGoogleのルール違反です。
お客さんが増えるどころか、検索エンジンで表示されなくなるなどの制裁を受け、占い師としてグーグルマップ上で存在を消されてしまったり、最悪、お店が潰れてしまう可能性まであります。
地方都市で開業すると儲からない?
占い師も需要と供給のバランスですので、地方都市でも稼げないということはありません。
むしろ大阪のように、メディアは発達していないけど競合が多くて単価が安い中途半端な大都市圏のほうが、群馬や札幌などよりも苦しいかもしれません。
ただし、本気で稼ぎたい・占い師で一生食っていきたいというなら、メディアやコンテンツ開発会社の集中している東京に出て来るべきで、これは間違いありません。
ネットの発達でどこにいても仕事が出来る時代が来ていますが、占い師として必要なコネクションを育てるためには、やはり場所が大事だと思います。
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